松下,最終損益は4310億円の大幅赤字
松下電器産業は4月26日,2002年3月期決算を発表した。最終損益は4310億円と大幅な赤字に転落した。また本業のもうけを示す営業損益でも2118億円の赤字と厳しい決算となった。 米国経済の減速が影響したほか,国内での個人消費の低迷と設備投資の抑制に足を引っ張られ,すべての事業部門で売上が軒並み前年を下回った。売上高は前期比10.5%減の6兆8767億円。 売上高の減少に加え,価格競争の激化が収益を圧迫,本業のもうけを示す営業損益は2118億円の赤字となった。さらに,リストラ費用として1640億円,投資の評価損として928億円などを計上したことも加わり,当期純損益は4310億円と大幅な赤字に転落した。 同社はこの状況を受けて,今年10月1日にグループ5社(松下通信工業,九州松下電器,松下精工,松下寿電子工業,松下電送システム)を完全子会社化し,グループ全体を抜本的に再編。業績の大幅な回復を目指す。 今期について同社は,売上高を7兆800億円,当期純損益を420億円の黒字と予測している。
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