AirH"対応音声端末,「RZ-J700」のメール機能をチェック(1/4)feel H"「RZ-J90」の後継機として,AirH"にも対応した音声端末「RZ-J700」。内蔵ソフトウェアの機能を中心に検証した。
前回は,RZ-J700のボディや着信メロディ,操作系を中心にチェックしてきた。今回はメール機能を中心に,改善された点を見ていこう。
MIDIファイルを直接着信メロディに前回のレビュー時に,筆者のチェック不足で読者からご指摘を受けたのだが,本機は標準的なMIDIファイルをEメールの添付ファイルなどとして受信することで,再生や着信メロディとしての利用が可能だ。feel soundコンバータなどを利用する必要もないので自由度も高い。ただし,着信メロディに設定可能なのはfeel sound形式同様20Kバイトまでとなるようだ。 筆者が確認した範囲では,再現性こそ完全ではないものの多くのMIDIファイルを再生できた。中にはPC上での再生と遜色ないものもあり,有料コンテンツを利用しなくても32和音のfeel soundを生かせる。この点だけでも本機を「買い」と思う人はいるのではないだろうか
自動振り分け機能を備えたEメールJ700のメール機能の特徴は,受信最大容量20Kバイト(かな漢字1万文字,英数2万文字),添付ファイルの送受信,さらにPHSならではの高速な送受信が可能なことだ。さらに複数のメールフォルダ(本機ではメールボックスと呼ぶ)に対応し,自動振り分けも可能になった。 メールフォルダに受信メールボックス,送信メールボックス,メールボックス1〜5の7つがある。受信したEメール(ライトEメール含む),DXメールは,特に設定を行わない場合にはすべて受信メールボックスに保存される。受信したメールは手動で各メールボックス間を移動させることも可能だ。 自動振り分けは,J700の「自動保存」という機能。メールボックス1〜5は任意の名称を設定でき,送信元メールアドレス(DXメールは電話番号)を条件として設定することで,メール受信時に自動的にメールボックス1〜5に振り分けられる。なおメールアドレスは完全な形式で設定する必要があり,ドメインだけを指定することはできない。 ボックスごとに最大10の条件を設定できるため,友人,仕事関係といった自動振り分けも柔軟に行える。
自動振り分けの注意点は,送信元しか条件にできないところ。例えばメールマガジンなどは自動振り分けが可能だが,一般的なメーリングリストなどは自動振り分けできない。メーリングリストの場合,送信元(from:)は通常,メーリングリストの配信元ではなく,投稿者のアドレスのままだからだ。もっともこの点はメールの自動振り分け機能を持つ携帯電話,PHSにほぼ共通の制限事項であり,仕方ない点でもある。
なお,EメールではReply-toには対応しているので,メーリングリストへの返信でも,正しい投稿先に対して行える。ライトEメールはReply-toには対応していない(ライトEメールにReply-to情報が含まれていないため) また,本機のメールボックスはメモリがいっぱいになると保護設定されていない古いメールから自動削除されてしまう。大事なメールは保護設定しておくか,不要なメールを定期的に削除する必要がある。
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