iアプリはゲーム利用が中心,69%「504i」で新たな利用シーンを開拓しようとしているiアプリだが,現在のところ,その利用のほとんどはゲームだった。調査の結果,ユーザーは料金に高い不満を持っていることも分かった。
インフォプラントが,iモードサイト「とくするメニュー」で行った調査の結果,iモードユーザーが最も利用しているiアプリはゲーム(68.9%)であることが分かった。
iアプリ利用者は過半数同調査によると,iアプリを「定期利用している」「ときどき利用している」と答えたユーザーは54.4%。 ただし,NTTドコモの発表によるとiアプリを利用可能な「503iシリーズ」の契約者数は,iモード全体の約3割に当たる1000万強に過ぎない(2001年12月の記事参照)。にも関わらず,半数以上がiアプリを使っていると回答しているのには,調査がiモードサイト上で行われたこととも関係があるだろう。 “一般のiモードユーザーに比べ,503iユーザーはiモードアクセスに積極的”──ソフトバンクVとイーシーリサーチの調査結果でも,そんな結果が出ている(3月22日の記事参照)。 今回の調査でも,「端末がiアプリに対応していない」と答えたのは13.5%に留まっており,「iモードユーザーの過半数がiアプリを使っている」という結論は,割り引いて考えたほうがいいだろう。 またiアプリを知らないと答えたユーザーは20.4%であり,iアプリの認知度は約8割であることも分かった。 iアプリ=ゲーム?利用しているiアプリについての回答では,男女ともにゲームがトップ。全体で68.7%(3つまで選択)となった。2位には着信メロディが40.7%,時計・待ち受けが26.2%と続く。 「iアプリを知っているが,利用したことがない」ユーザーでも,利用してみたいコンテンツとして43%がゲームを挙げており,iアプリ=ゲームという認識が強いようだ。
面白いのは,iアプリへの不満だ。41.2%が「料金が高い」ことを不満として挙げており,ほかの項目がすべて10%台なのに比べて際だった数値となった。 当初は「一度ダウンロードしてしまえば,後は更新された部分だけを取得すればいい。パケット通信費の削減になる」というのがiアプリのウリ文句の1つだった。ある程度普及した今になって,“最大の不満は料金”というのも皮肉な話だ。 もっとも,今回の調査ではiアプリのパケット料金が高いのか,iアプリのコンテンツ料金が高いのかは区別されていない。 調査はiモードサイト上のオープン調査。期間は4月15日から22日までの1週間で有効回答人数は3万5570人だった。
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