DPOF【でぃーぽふ】カメラ内蔵端末の普及にしたがって、携帯電話もデジカメ用語と無縁ではなくなってきた。「DCF」「Exif」……。基本的なデジカメ関係画像フォーマットを解説する
DPOF(Digital Print Order Format)は、キヤノン、イーストマンコダック、富士写真フイルム、松下電器産業の4社によって制定された、デジタルカメラのプリント用フォーマットである。 DPOFを採用した機種では、デジタルカメラで撮影した画像の中から、プリントしたい画像や枚数などの情報を、あらかじめデジタルカメラ側で直接メディアに記録できるという特徴がある。このことにより、プリントサービスでの店頭注文時にわざわざファイル名やフォルダ名を指定する必要がなくなり、わずらわしさからも解消される。特にPCやプリンタを持たないユーザーでも、デジタルカメラ本来の手軽な撮影を楽しめるというわけだ。 DPOFで利用できる画像ファイルは、DCF(Design rule for Camera File system)と呼ばれるもので、デジタルカメラの標準的な画像ファイルとしてJEITA:電子情報技術産業協会(旧JEIDA:日本電子工業振興協会)によって決められている。 だが、デジタルカメラの画像ファイルとしてよく聞くのが、Exif(Exchangeable Image File Format)である。これは撮影画像であるJPEGファイルに、日付や撮影場所などの撮影情報を付加したものだ。つまり、デジタルカメラで撮影された画像はJPEG圧縮で記録され、Exifによってさらに付加情報が加えられる。 Exifの仕様はDCFによって決められており、これらの関係を分かりやすくいえば「DCF」=「Exif対応JPEG」となる。プリント用フォーマットのDPOFは、必ずしもDCF対応でないと動作しないわけではないが、現在発売されているデジタルカメラは、そのほとんどがDCF対応となっている。 関連リンク DPOF DPOF Ver.1.10説明資料 [江戸川, ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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