Mobile:NEWS 2002年7月17日 01:25 AM 更新

iショット3機種のカメラ機能を比較する(1/3)

出そろったドコモのカメラ内蔵端末「251iシリーズ」。外観こそ似ているが、カメラ周りのソフトウェアはそれぞれ個性的だ。撮影から画像管理方法まで、iショット端末3機種のカメラ機能をチェックする

 NTTドコモのカメラ内蔵端末「251iシリーズ」が出そろった(7月12日の記事参照)。3機種共にCCDセンサーを搭載し、背面にはファインダー代わりになる1インチクラスのカラー液晶を搭載する。

機種SH251iD251iF251i
メイン液晶2インチ・TFT2.1インチ・TFD2.0インチ・TFT
解像度(ピクセル)120×160132×176
色数6万5536色26万2144色6万5536色
背面液晶(対角実測)22ミリ25ミリ
背面液晶カラーSTN・256色カラー


左から「D251i」「F251i」「SH251i」

 カメラを起動して写真を撮り、iショットで送信するまでの流れを順に見ていこう。

カメラを起動しやすい「SH251i」

 まず、カメラを起動しやすいのは「SH251i」だ(6月3日の記事参照)。3機種共にカメラ用のボタンを備えているが、ワンプッシュで済むのはSH251iのみ。またSH251iのみが、折りたたんだままでも側面のボタンを長押しすることでカメラを起動できる。

機種SH251iD251iF251i
カメラボタンカメラ起動カメラメニュー表示撮影画像一覧
カメラボタン長押し撮影画像一覧カメラ起動カメラ起動
側面ボタン長押しカメラ起動メール問い合わせマナーモード設定

 D251iでは「カメラ」−「1」、F251iでは「メニュー」−「右」−「1」と押すことでカメラを呼び出せるが、機動力ではSH251iに一歩劣る。

 ただし起動速度はSH251iとD251i(長押しせずメニュー操作)が約2秒と同等。F251iが少々遅れて約3秒だった。

撮影時の表示レスポンスは「D251i」

 カメラ起動後、メインディスプレイの画像を見ながら撮影を行うわけだが、このときに気になるのが表示のレスポンス。CCDはCMOSに比べてレスポンスがいいと言われており(2001年7月の記事参照)、今回の3機種もCMOS使用機種に比べると雲泥の差がある。

 中でもレスポンスよく画像が表示されたのがD251iだ。F251iがそれに続く。この点では、動くものを捉えるのにD251iが最適といえそう。ただし、あくまでファインダー上の表示であって、ブレずに撮影できるかどうかは別問題だ。

詳細設定か、高速設定か〜細かいが手数が必要な「D251i」

 撮影時には、各機種共にズーム、明るさなどが設定できるが、そのアクセス方法は少々異なる。簡単に設定が変えられるのはSH251iとF251i。SH251iは十字キーの上下で明るさを5段階に変更でき、左右で2倍、4倍ズームが可能だ。F251iは、上下で明るさを5段階に調整、右上のソフトキーで2倍ズームに切り替えられる。

 D251iは少々特殊。上下キーを押すことで、「コントラスト(7段階)」「明るさ(7段階)」「コンパクトライト(7段階)」「ズーム(2倍、4倍、8倍)」のメニューが表示され、左右キーで調節、決定ボタンで撮影に戻る。細かな設定が可能だが、逆にズームしようと思ったら「下下右右決定」と、多少、余分な手数が必要だ。


D251iのデジタル8倍ズーム。iショットでPCに転送したものを掲載した。さすがに8倍は荒れも目立つが、実用に耐えそうだ

 そのほか、サブメニューなどから設定できる項目は以下の通りだ。

機種SH251iD251iF251i
明るさ5段階7段階5段階
ズーム2/4倍2/4/8倍2倍
コントラスト7段階
シャッタースピード2段階
ホワイトバランスオート/室内/室外
効果モノクロ/セピア/ネガポジ/ポスタリゼーション
フレーム20種類
セルフタイマー1種類1種類(秒数設定可)オリジナル設定可
連写4コマスチル撮影秒間2枚5連写
D251iの「ホワイトバランス」、F251iの「シャッタースピード」は独特の機能。D251iのセピア効果の撮影では、画面でセピア色を確認しながら撮影できる。F251iは、フレームを表示させたまま、被写体とフレームの位置を確認して撮影可能だ。D251iだけは連写ができない。なお、フレームや効果は全機種とも撮影後に付けることが可能。ただし、フレームに関しては、位置を合わせながら撮影できるF251iが特に便利だ


F251i(左)はフレームを表示させたまま、被写体の位置を合わせて撮影できる。D251i(中・右)は、上下で「ズーム」「コントラスト」などのメニューを選び、左右で調整、決定ボタンを押して撮影モードに戻る

 ライトの点灯は、専用キーが設けられている。SH251iでは「#」キーで、D251iでは「絵文字」キーでライトの点灯/消灯が可能。

 背面液晶への表示は、機種ごとに多少異なる。SH251iでは、「*」キーを押すか、本体を折りたたむことで表示が背面に切り替わる。F251iは「カメラキー」を押すことで、メインディスプレイ、背面液晶に同時表示される。折りたたむとカメラが終了してしまうのには注意が必要。D251iは、サブメニューから「背面撮影」を選ぶか、本体を折りたたむと、表示が背面に切り替わる。

[九条誠二, ITmedia]

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