Mobile:NEWS 2002年7月18日 07:02 PM 更新

「N504i」「SH251i」が断トツの売れ行き

マルチメディア総合研究所がまとめた携帯電話販売概況調査によると、6月度、断トツの売れ行きが見せたのが「N504i」と「SH251i」。カメラ付き携帯の人気上昇で、売れ行き全体も押し上げられた

 マルチメディア総合研究所が17日にまとめた調査結果によると、6月度の携帯電話販売は5月度を24.1ポイントも上回り、月間382万6000台に達した。一時の売れ行き不調を完全に脱したことが分かった。

 その牽引役となったのは、NTTドコモが5月から販売を始めた「504iシリーズ」(6月22日の記事参照)。特にNEC製の「N504i」は発売初日(5月29日)に2万台強と記録的な販売台数だったという(5月31日の記事参照)。6月全体では、「P504i」に2倍近い差を付ける38万台の売れ行きを示した。

 6月全体で2位にランクされたのが、ドコモ初のカメラ付きiモード「SH251i」(5月28日の記事参照)。6月第3週から爆発的なヒットとなり、以後1位を継続。37万2000台を記録したという。同研究所は「シャープは、写メールでJ-フォンの存在を一躍有名にしたが、ドコモ反撃の立役者としても今回貢献」としている。

 また6月度は、KDDIのカメラ付き端末「A3012CA」も21万3000台、J-フォンの「J-SH08」が18万4000台、「J-SA04」が15万5000台と確実に台数を伸ばしており、カメラ付き携帯の人気上昇が分かる。また、KDDIの着せかえ端末「A3014S」(5月17日の記事参照)も「発売から1カ月経った7月上旬でも、機種変更は入荷未定が続いている」と好調なようだ。


ドコモ新機種月間販売シェア(6月)

 7月に入って、ドコモはSH251iに続くカメラ内蔵端末「D251i」「F251i」を発売したが(7月12日の記事参照)、同研究所の販売店に対するヒアリングによると、新商品の強いアピールはなく、色にもよるが在庫もまだ十分。「今のところそれほど売れているというわけでもないようだ」(同研究所)。

 今後は、504iシリーズのさらなる浸透、デジカメやムービー機能、ドコモのGPS対応など(3月28日の記事参照)新たな市場活性化が期待でき、早期に月間400万台の大台需要を回復すると、同社では見ている。今回の販売台数調査は、POSデータや販売店からの情報を元にまとめられたもの。

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関連リンク
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▼ マルチメディア総合研究所

[斎藤健二, ITmedia]

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