ソニー、カジュアルなCLIE「SJ30」を発表〜9月14日発売ソニーはCLIEシリーズに新モデル「SJ30」を追加した。PDA初心者や若者をターゲットとした製品で、オプションのゲームパッドも合わせて発売される
ソニーは8月28日、同社のPalmデバイス「CLIE」シリーズの新モデル、「PEG-SJ30」を9月14日に発売すると発表した。PDA初心者や若者層をターゲットとしたカラーモデルで、オープンプライス(PDA Style価格は2万9800円)。T650Cに比べて1万円安く、購入しやすい価格設定になっている。ボディカラーはパーリッシュシルバー。同社はフラッグシップモデルのNRシリーズ、ビジネスユーザー向けモデルのTシリーズと、このカジュアルなSJ30の3ライン構成でCLIEを販売する。 SJ30は、CPUにDragonball VZ/33MHzを採用、Palm OS 4.1を搭載し、ハイレゾ対応のカラーPalmデバイス。ビジネスユーザー向けに発売されたT650Cと比較すると、CPUの性能が低い、音楽再生機能を本体に備えていない、バイブレーションアラートに非対応、などの違いがある。音楽を聴くには別売りの「オーディオアダプター」が必要だ。 なお、SJ30にはクレードルは付属せず、付属のUSB接続ケーブルでHotSyncすることになる。クレードルは別売りの「PEGA-UC50」を利用できる。
バンドルソフトはT650Cシリーズにバンドルされたものをベースに、動画プレイヤー「Kinoma Player」、メモリースティックからのデータ読み出しに対応した電子ブックビューワ「Pook」と綿矢りさ、筒井康隆などのPook用試用コンテンツ、ピンボールゲーム「Back AttackPinball」、シューティングゲーム「ZANAC」、カードゲーム「PSol Lite」が新たに追加された。9月14日から発売されるアタッチ式のゲームコントローラ「PEGA-GC10」(オープンプライス、市場予想価格4000円)を利用すれば、CLIEをよりゲームマシンライクに利用できる。
ゲームコントローラ「PEGA-GC10」を付けたSJ30 なお、バンドルソフトの機能は一部、T650Cと異なる。「CLIE Paint」は、ツール数がT650Cのものに比べて少なく、CLIE Mailとの連携やキャンバスサイズの変更、メモリースティック内の画像を取り扱う機能は持っていない。「Photo Stand」も画面サイズの変更やカレンダー表示ができない。また、「PictureGear Pocket」はT400シリーズと同等の機能のものがバンドルされる。 ホストPC側の動作環境はUSBポートを備え、Pentium/133MHz以上のWindowsマシン。対応OSはWindowsXP Home Edition/Professional、98SE、2000 Professional Edition、Me。 Palmデバイスの主なスペックは以下のとおり。
SJ30発売と同時に周辺機器も発売される。 「PEGA-GC10」は、アタッチ式のゲームコントローラ。既に発売されているミニキーボードと同様、シリアルに接続して利用する。対応機種はSJ30、T650C、T600C、T400、NRシリーズ。製品にはセガ「コラムス」正式版、トライアルゲーム4タイトル、ストラップ、ケースなどが付属する。
ほかにもUSBクレードル「PEGA-UC50」(市場予想価格約5000円)、キャリングケース「PEGA-CA50」(同約5000円、ブラック、ブラウン、ホワイトの3色)、保護シート「PEGA-SP60」(同約1000円)が発売される。 なお、通信アダプタは既に発売されている「PEGA-CF61」を利用できるが、SJ30をアダプタに固定するため、SJ30に同梱されるアタッチメントを使用する。
クレードル(左)。通信アダプタを利用する際にはSJ30に付属するアタッチメントで固定する(右)
キャリングケース
「米国で発売されたモノクロの小型CLIE、PEG-SL10の兄貴分」とソニー広報。PEG-SL10は乾電池駆動だが、SJ30は充電池駆動。SL10の日本での発売予定はないという 関連記事 米Sony、クレジットカードサイズのモノクロ液晶CLIEを発売 ソニー、CLIE Tシリーズの新モデルを発表──音楽再生機能も 関連リンク PDA Style [後藤祥子, ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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