街の商店街も携帯で宣伝を〜ケータイ放送局街の小さな商店や飲食店も気軽にケータイで宣伝を──なじみ客や会員組織をもつショップ向けに、画像付き携帯メールやWebサイトによるプロモーションを提案するのが「ケータイ放送局」だ
携帯電話を使ったプロモーションは、紙のDMに比べて即時性があり、よりセグメントされたターゲットに向けて発信できる点が注目を集めている。携帯電話に対応した画像付きメール広告の配信や、画像付きホームページの公開を行うシステム「ケータイ放送局」を提供しているのがビープラスだ。 同社が開発した「ケータイ放送局ON AIR KIT」は、属性に合わせてプロモーションメールの送信先を設定できる「画像付きメール送信機能」や顧客のデータベース管理機能を備えたシステム。ケータイサイトの画像を4キャリアの各機種ごとに自動変換でき、各端末ごとの画像を用意する必要がない。このため「手間もコストも軽減できる」と東京第1営業部の柏木真太郎氏。現在175機種に対応しており、新機種にも順次対応する予定だ。 ビープラスは同システムを使った携帯電話向け画像付きWebサイト作成サービス「おやゆびページ」を提供、1カ月1万円で携帯電話向けプロモーションサイトを開設できる。クライアントは画像データ10カットとテキストデータをビープラスに渡せば最短60分でプロモーションページの公開が可能。PCを持っていなくても、同社が運営するリアルショップ「ケータイ放送局」にデータを持ち込むことでサイトを開設できる。 9月には「ケータイ放送局ON AIR KIT」のバージョンアップによりショッピング決済に対応。階層化したページも作成できるようになる。
ビープラスはもともとJ-フォンショップの運営、ADSL・IPネットワークに関するコンサルティングなどを行う会社。しかし、携帯電話の買い替え需要が少なくなる中で、データ通信需要が伸びていることから事業領域を拡大、携帯電話を使ったマーケティング事業に乗り出した。 柏木氏によれば、「おやゆびぺーじ」は現在500〜600サイトが稼動中で、中にはフリーペーパーとの連動によるアウトレットモールの店舗紹介や、テレビの情報番組で流れる店舗情報の公開などといった利用例もあるという。
ビープラスでは今後、来店した顧客がいちいちメールアドレスを登録する手間を省けるよう、携帯電話のシリアル部に取り付けるだけで任意のアドレスに空メールを送信できる「アドげっちゅ〜」や、指定されたアドレスにダイレクトにアクセスできる「URuLu」といった機器の提供を予定している。
また、ショップや商店街などのメンバーズカードを非接触ICカード化し、ケータイストラップとして提供するサービスも年内をめどに立ち上げる。このICカードをショップ側に置いた専用端末にかざしてポイントの管理を行うシステムで、クライアントの要望から開発に踏み切ったという。 関連リンクビープラス おやゆびページ [後藤祥子, ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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