OMA【おーえむえー】モバイル通信関連の業界団体が1つにまとまる方向にある。WAP ForumやOpen Mobile Architecture Initiativeも組み込んだ業界団体、OMAを解説する
OMA(Open Mobile Alliance)は、世界各国のモバイル通信関連企業が集まった業界団体の名称(6月13日の記事参照)。本部は米国カリフォルニア州に設置されている。OMAは、これまであった各種の業界団体を「束ねた」という点が特徴で、参加企業は既に200社を超えている。日本からは、NTTドコモをはじめとしたキャリア、主要メーカーが名を連ねている。 WAP推進の業界団体であったWAP ForumもOMAの傘下に入り、1つの作業部会となった。OMAによると、規格としてのWAPは残っても、今後WAP Forumの名前が使われることはないという。事実、WAP Forumの公式ホームページを訪ねると、OMAロゴと共にOMA設立の説明が現れるという状況だ(技術資料などのダウンロードは引き続き可能になっている)。 同様に、Nokiaを中心として設立されたOpen Mobile Architecture Initiativeも(2001年11月の記事参照)、OMAの傘下に入っている。そのほかには以下の団体がOMAに加わっている。
OMAが設立された背景には、これらの団体が推進していた技術や規格のシームレスな相互運用にある。特許技術にしばられない、オープンなプロトコルとインタフェースを採用するほか、OSに依存しない製品やサービスの開発を目指すのが目的だ。また地理的、あるいは異なる規格間のローミングを実現するため、本来であれば当事者間で交わされる契約コストの削減なども期待されている。 関連記事 携帯アプリの標準化に向け、大規模な新業界団体発足 世界200社の関連企業の参加を得て、Open Mobile Alliance(OMA)が発足。新種の携帯電話用サービス/アプリケーション間の相互運用性の確立を目指す 「ケータイの逆襲」に、Microsoftの反応は? NokiaがMicrosoftに照準を合わせた。だがMicrosoftに言わせると、デスクトップPC市場を排除しながら次世代携帯電話の基本機能を標準化しようなどというのはナンセンス 関連リンク OMA公式ホームページ(英語) [江戸川, ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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