Mobile:NEWS 2002年10月9日 10:29 PM 更新

車内での携帯利用、マナーモードにはしているが……

サーベイリサーチセンターの調査で、電車やバスの中で電源を切っている人はほとんどおらず、8割のユーザーはマナーモードにしているだけであることが分かった。携帯電話禁止車両のルールを守っている人も3割程度しかいない

 電車やバス内での携帯利用は、8割がマナーモードにしているが、電源を切っている人はほとんどいない──。サーベイリサーチセンターが携帯電話ユーザーに行った調査でこんな結果が出た。

 調査によると、車内でマナーモードに設定しているのは混雑時で80%、空いている時で83.5%。電源を切っている人は空いている時で3.9%、混雑時で11.4%と割合が低く、着信音が鳴る状態のままの人も1割前後見受けられた。


 では、電話がかかってきたときにどうするかというと、空いている時で4割が「通話をする」とし、メールの利用に関しては7割が「利用する」と答えている。混雑時は利用率が下がるが、車内でも携帯を利用している実態が明らかになった。


 こんな実情を反映してか、「電源オフ、通話不可」などの携帯電話禁止車両においても、「完全に守っている」人は25.4%、「たまに守っていないことがある」人が50.2%に達した。

携帯利用禁止は「他人の迷惑になる」から?

 車内でマナーモードに設定しているユーザーが多いのも、ペースメーカーなど医療機器への影響を配慮しているというよりも、“他人の迷惑になるかどうか”を行動の基準にしているからかもしれない。

 車内で気になる他人の行為は、「大声の会話」が8割で最も高く、「携帯電話での会話」は6割、「携帯電話の着信音」は5割強。「携帯電話でのメール、インターネット」は3.3%にとどまり、“迷惑と感じるかどうか”の観点からはメールやインターネットなら仕方ないと思っている人が多かった。

 これを受けてか、「必用だと思う電車の車両」を聞いたところ、「マナーモードで、通話以外の機能が利用可能」とした人が59.2%、「マナーモードで、通話を含むすべての機能が利用可能」は16.6%となった。逆に「携帯電話使用不可」は22.5%にとどまった。

 調査は10月3日から2日間、携帯電話を利用した調査システム「Clip Up Express」のモニターに対して行われた。回答数は830件。

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▼ サーベイリサーチセンター

[斎藤健二, ITmedia]

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