xD-Picture Card【えっくすでぃー・ぴくちゃーかーど】携帯電話をはじめ、モバイル機器とメモリカードは切っても切れない関係になってきた。オリンパスと富士写が投入した、新型のメモリカード規格、それが「xD-Picture Card」だ
「xD-Picture Card」は、オリンパス光学工業と富士写真フイルムが共同開発した超小型のメモリカード。Picture Cardという名のとおり、デジタルカメラでの利用を主目的としているが、将来的にはPDAや音楽プレーヤでの採用も目指しているという。xDの語源は「eXtreme Digital(最先端のデジタル)映像情報を記録、保存、伝達する、eXcellent(素晴らしい)記録メディア」から来ている。
カードのサイズは20×25×1.7ミリとほぼ切手大で、SDメモリカード(24×32×2.1ミリ)やメモリースティックDuo(20×31×1.6ミリ)と比較しても、さらに小型化している。
現在は、16M〜128Mバイトのメディアが発売されているが、2002年12月には256Mバイト、2003年以降には512Mバイト、1〜8Gバイトという大容量カードの発売が予定されている。 メディアの関連アクセサリとして、PCカードアダプタやUSB型のリーダ/ライタがあるのはもちろんだが、CFカードアダプタも用意されている。これはCFスロットを持つデジタルカメラでxD-Picture Cardを使えるようにしたもので、他陣営の旧型・大型のデジタルカメラユーザーにxD-Picture Cardの先進性を知らしめるものとなるという。
xD-Picture Cardはスマートメディア同様、カード内部にコントローラチップを持たないため、低コストで高速なアクセスを実現できるのが特徴。128MバイトのメディアではSDカードの転送速度が毎秒2Mバイトなのに対して、書き込みで毎秒3Mバイト、読み出しで毎秒5Mバイトとなっている。 なおセキュリティ面では、カード個々に固有のIDを持っており、著作権保護機能に対応している。
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