Mobile:NEWS 2002年12月11日 08:29 PM 更新

ORiNOCO【おりのこ】


 「ORiNOCO」は、米Proximの販売する無線LAN製品に採用されているブランド名。米Agere Systemsの開発した無線LANチップを採用した製品が、ORiNOCO互換として扱われる。つまりORiNOCOそのものは、チップや技術の名前ではないが、他社製品、例えばソニーの無線LAN内蔵ノートPC「PCG-SRX3」(図:左)や、無線LANカード「PCWA-C150」(図:右)などに採用されている。


 ORiNOCOはそもそも、「WaveLAN」という製品の後継ラインアップで、米Lucent Technologiesが開発、販売にあたっていた。国内では日本NCRから、法人向けの商品として販売されていたこともある。そのLucent Technologiesが無線LANの部門を独立させ、Agere Systemsとして新会社を設立。そのAgere Systemsが、無線LAN機器「ORiNOCO」ブランドをProximに売却したという経緯を持つ。ちなみに、内部に使われるWi-Fiチップは、現在もAgere Systemsが担当している。

 ORiNOCOブランドを手に入れたProximは、ほかにも「Harmony」「SkyLine」という無線LANの製品ラインアップを抱えている。いずれもIEEE802.11a/bに対応した製品で、Proxicomでは将来的にORiNOCOブランドへの統合を図るようだ(11月22日の記事参照)。

 ORiNOCOの最新ラインアップには、1枚のPCカードでIEEE802.11a/bの両方に対応する、「ORiNOCO 802.11a/b ComboCard」が用意されている。


(写真 http://www.proxim.com/products/resources/ComboCard_gold_140.jpg)



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▼ PRISM【ぷりずむ】
「PRISM」は、米Intersilの開発した無線LAN用チップのブランド名である。


関連リンク
▼ ORiNOCO
▼ Proxim orinoco
▼ Harmony
▼ SkyLine
▼ Lucent Technologies
▼ Agere Systems
▼ アギア・システムズ ニュースリリース「無線LAN機器事業をプロキシムに売却」
▼ Proxim

[江戸川, ITmedia]

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