auのムービーケータイ3モデル、カメラで選ぶなら?(1/3)auのムービーケータイ3モデルが出そろった。カシオ製「A5302CA」と日立製「A5303H」、東芝製「A5301T」だ。これら3機種を「カメラ性能」にフォーカスして実力を試した
auのムービーケータイ3機種がそろった。これで「ムービー携帯が欲しいけれども1機種しかない」という事態から逃れられるのだ。しかもそれぞれ個性的。 というわけで前回(12月13日の記事参照)と同様、
1)撮ってからそれを送るまでの使い勝手はいいか の5つのチェックポイントを見ていこう
まずは屋外でVGAモードで撮影した写真をチェック。
一番素直で自然な色が出ているのはA5301Tだ。コントラストが高くてキツい条件ながら、色もかなり出ていて不自然さはない。 A5302CAは、彩度が高めで土の色もちゃんと出ている。ちょっと露出アンダー気味だったがこの程度なら撮影時に明るさを調整してやればいい。しかしA5301Tに比べるとシャープさにやや欠ける。このどちらがいいかは好みだ。 残念だったのはA5303H。見て分かるとおり、空の色が思いっきりころび、明るいところが白飛びしている。コントラストが強い苛酷な条件ではあったが、この不自然さはちょっといただけない。 では携帯モードで撮った別のカットを。今度は光の条件がよい構図でデジタルズームのチェックも行っている。
まずはA5302CA。この機種だけ3枚あるのは、携帯モードではほかの端末とはちょっと違う振る舞いをするからだ。1枚目が「標準」。これはほかの機種に比べてちょっと望遠気味。だが、この状態からさらにワイドに持っていけるのだ。ワイド1〜5まであり、ワイド5にすると2番目の写真になる。ほかの機種に比べるとかなり広角だ。さらにズームは1〜9の9段階ある。ほかの2つに比べるとズーム倍率は高くないが、全部で15段階あるので、ズームレンズ感覚で使うことができる。もうひとつ、どの段階でも発色の乱れが少なく、非常に安定した写りを見せているのがいい。このデジタルズームはピカイチである。
A5301Tはズームが3段階で最高で6倍。デジタルズームを駆使するとすごく大きく撮れる。しかし、あまり大きく撮ると発色が乱れ、ディテールもかなり怪しくなる。広角側での画質はいいだけに、無理にデジタルズームは使わないのがいいかも。
A5303Hは4段階のズーム。広角側では色がややくすんでいる以外は問題ないのだが、デジタルズームを使った写真は明らかに色がおかしい。A5303Hは光の条件が悪くなると途端に色が不安定になるのが欠点といっていいだろう。
ではVGAモードで撮影して室内での画質をチェックしてみよう。
まずは蛍光灯の下で撮影した写真を。どれもホワイトバランスは良好で、白い背景の紙は白く写っている。一番シャープで色もきれいなのがA5301T。これはあなどりがたい画質だ。初期の35万画素デジカメに並ぶ画質か、ヘタをしたらそれ以上といっていい。A5302CAも色はなかなかいいが全体にシャープさにかけるのが残念。A5303Hはバランスは悪くないが色がやや濁り気味なのが惜しいところだ。 次は白熱灯下での撮影だ。これはかなり差が出た。
一番優秀だったのはA5302CA。白熱灯の下で撮ったとは思えないほど色が補正されている。A5303Hは暗かったせいかややノイジーだが、やや赤みが残っていて雰囲気がある。A5301Tは色が緑がかって不自然である。白い紙の上にグレーの紙を置いてそこに旅客機のミニチュアを並べているのでカメラもホワイトバランスを合わせやすい状況のはず。よって、A5301Tは白熱灯下での撮影は苦手といってよさそうだ。 [荻窪圭, ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. 前のページ | 1/3 | 次のページ モバイルショップ
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