Mobile:KEYWORD 2003年1月6日 04:41 PM 更新

SMS【えすえむえす】

GSMを中心とした短い文字メッセージサービスがSMS。今後国際ローミングが進むにつれ、意識することが必要になりそうだ

 SMSはShort Message Serviceの略で、広義には「携帯電話間で短いメッセージを直接送受信する」サービスのこと。NTTドコモのショートメールやJ-フォンのスカイメールなどが該当し、通常は同じ事業会社の利用者同士のみに提供される。ただし、一般的には欧州を中心として普及しているGSM(用語)の、メッセージ送受信機能に付けられたサービス名称を指す場合が多い。

 GSMのSMSで扱えるのはテキストのみ。メッセージの文字数は英Vodafone(用語)が定義しており、半角英数字で最大160文字、全角文字を使うアラビア語や中国語で最大70文字となっている。

 J-フォンの3Gサービス「Vodafone Global Standard(以下VGS、12月20日の記事参照)」の端末である「V-N701」(12月3日の記事参照)などにも、SMS機能が搭載されている。だがこれは、海外のGSM端末とのメッセージ送受信を意味するものではなく、同社のスカイメール、および国内外のVGS端末との間でメッセージの送受信を行えるというもの(※現在はVodafoneUKのGSMとの間で送受信が可能。将来的には他GSMとのやり取りも可能になるようだ)。

 VGSのSMSは日本語も扱うことが可能で、送受信できる文字数は全角、半角ともに70文字まで。ただし、すべてを半角英数字のみで作成した場合は、160文字のメッセージが送受信できる。これらはいずれもGSMの仕様に準拠したものになっている。ちなみに、スカイメールでは70文字以上の送受信が可能だが、VGSがスカイメールから70文字以上を受信した場合は該当のメッセージはすべて削除されてしまう。

 なお、J-フォンでは世界中のVodafoneグループの端末とJ-フォン端末の間で、SMSを送受信可能とする「Jフォン国際メールサービス」を2002年6月より開始している(5月15日の記事参照)。



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関連リンク
▼ GSM World SMS
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[江戸川, ITmedia]

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