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2003年1月10日　05:07 PM 更新

ドコモ躍進──12月事業者別契約者速報

ボーナス商戦月ともいえる、12月の携帯電話・PHS契約数は、ドコモの携帯電話が頭ひとつ抜け出た

　電気通信事業者協会（TCA）は1月10日、ブラウザフォンサービス契約数を含めた携帯電話／PHSなどの2002年12月の契約数を発表した。それによると、この1カ月間で携帯電話契約数は70万5400増えて、7351万4100。

グループ名	2002年12月純増数	累計
NTTドコモ	39万3000	4287万4000
au（KDDI）	15万6900	1346万7900
ツーカーグループ	-4900	384万9400
J-フォン	16万300	1332万2800
携帯電話総計	70万5400	7351万4100

　12月は、各キャリアとも純増数を伸ばした。特にドコモは40万契約近く増やすなど、11月の2倍近い増加を見せている。auとJ-フォンは僅差だったが、2位がJ-フォン、3位がau。

各キャリアの単月シェアの推移

グループ名	単月シェア	累計シェア
NTTドコモ	55.7％	58.3％
au（KDDI）	22.2％	18.3％
ツーカーグループ	-0.7％	5.2％
J-フォン	22.7％	18.1％

各キャリアの月間純増数の推移

　Webサービスの契約者数の伸びも、ほぼ純増数に比例した。サービス全体の伸びは久々に月間100万に達した。

サービス	2002年12月純増数	累計
iモード	64万1000	3620万9000
EZweb	23万9600	1177万3100
J-スカイ	21万4800	1154万5600
総計	109万5400	5952万7700

　少々苦しくなってきたのは、ドコモの3G「FOMA」だ。12月も3000契約に留まり、累計でも15万2000。バッテリー駆動時間を大幅に伸ばした新機種を発表したが、発売は1月にずれ込んでしまった。ドコモは3月末までに32万契約を獲得する目標。

　KDDIの3G「CDMA2000 1x」は12月も70万5400の純増を果たし、累計では467万3500となった。しかし3月末の契約者数目標700万を達成するには、もう少々のペースアップが必要になりそうだ。

　12月20日にサービス開始したJ-フォンの3G「Vodafone Global Standard」は、1200契約からのスタート。ただし出荷数を大きく絞っており、ほかと比較するのは難しい。

PHSは大きく純減

　PHSではDDIポケットがかろうじて純増となったものの、ドコモ、アステルは純減。全体では3万契約以上を失った。

グループ名	2002年12月純増数	累計
DDIポケット	2500	296万8800
NTTドコモ	-2万7000	176万1000
アステルグループ	-7700	83万8000
総計	-3万2300	556万7800

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関連リンク
電気通信事業者協会（TCA）

[斎藤健二, ITmedia]

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