携帯写真、コンビニでプリントしてみると携帯電話の中にたまっていく一方の写真。ほかの人に見せたい時、端末のディスプレイを使うのはどうも面倒だ。そこで携帯電話の写真プリントサービスを試してみると……
気軽に写真を撮れるカメラ付き携帯電話。端末内には写真がたまる一方だ。メモリ容量が圧迫されて、泣く泣く写真を削除することもあり、「なんらかの形で保存しておきたい」と思うことも多い。 端末内の写真を保存する方法はいくつかある。端末メーカーやコンテンツプロバイダが用意するサーバに保存する、PCに取り込む、プリントアウトする──などだ。 人に見せることを考えた場合、プリントして保存するのが便利そうだが、気になるのは「ケータイカメラで撮った画像が果たして鑑賞に耐えうるものなのか」という点。ほかにも「すぐ受け取れるのか」「オーダーは煩わしくないか」なども気にかかる。 そこで、iモード公式サイトの中にあるプリントサービス「わくわくiプリント」を試してみることにした。 これは、iショットを使ってプリントしたいケータイ画像を送信し、iモードサイトから好みのフレームレイアウトを選んでプリントをオーダーするサービス。A4サイズの紙にプリントされたアルバムやカレンダーを、近所のローソンで受け取れる。
「わくわくiプリント」では、プリントアウト用の画像としてiショット(L)のものを推奨している。試しにiショット(L)とiショット(S)の画像を取り混ぜてオーダーし、上がってきたのがこのアルバムだ。撮影には、31万画素COMSカメラ搭載の「N504iS」を使っている。 ローソンで使われるプリンタは、写真プリントの専門機ではなく、チケットなどをプリントするのと同じものが使用されていた。
31万画素のカメラで撮った画像でも、iショット(S)の写真はジャギーが目立つ。iショット(L)は、ピントがあった写真であれば、割ときれいにプリントされる。ただし、普通の写真の紙焼きと比べられるものではなく、10万画素レベルのカメラで撮った写真などの場合は品質的に厳しくなる可能性も高い。 プリントされたものを、スタッフに見せると、「意外にきれい」という反応が多い。しかし、A4サイズの紙にプリントアウトされたものでは、「普通の写真のように保存できない」「壁に貼る以外の使い道を思いつかない」といった声も挙がった。
こうしたプリントアウトサービスを利用しているのは、そのようなユーザー層なのだろうか。「わくわくiプリント」を運営するジグノシステムジャパンによれば、子供のいる男女、ペットを飼っている人などの利用が多く、年齢層は高めだという。 「サービス開始当初(2002年10月31日)は、プリクラ感覚ということで女子中高生が利用すると予測していたが、当時はまだカメラ付き端末の価格も高価だったことから、比較的高い年齢層の利用が多かった」(ジグノシステムジャパン広報)。 こうしたユーザー層から寄せられたのが、飾りの付いたテンプレートやアルバムではなく、シンプルな形でプリントアウトしたいという要望。普通の写真と同じようにプリントしたいというニーズがあることは同社でも把握しており、今後の検討課題としている。 一方で、カメラ付き端末の価格が下がってきたことから、1月31日にはキティちゃんのフレーム付きプリントメニューの提供も始めた。「より幅広い層に携帯画像のプリントアウトを試してもらいたい」(同)。 このサービスは、携帯電話だけでオーダーを完結させられるのがメリット。サーバに保存されたデータから選ぶのではなくiショットを利用するため、オーダーの際にストレスを感じさせないのも利点になっている。しかし、それが現時点でのサービスの足かせにとなっているのも事実。例え端末がVGAに対応していても、その写真はiショットで送れないためプリントできないからだ。 同社では、携帯内蔵カメラの高画素化に伴い、ニーズに合ったサービスを提供していきたいと話している。
ローソンでカメラ付きケータイの写真をプリントアウト auのカメラ付き携帯に対応したネットプリントサービス 「写プリント by Kodak」サービス、ファミリーマート店頭で受け取り可能に 富士写、写メール向けシールプリントサービスを開始 関連リンク ジグノシステムジャパン [後藤祥子, ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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