Mobile:NEWS 2003年2月19日 04:21 PM 更新

XScale入り携帯電話、続々登場

IntelのXScaleプロセッサを搭載した携帯電話が、2003年、海外を中心に続々登場する

 IntelのXScaleコアを搭載した携帯電話が、海外を中心に続々登場する。Intelは、日立製作所、Maxon Telecom、MiTACがXScaleコアを使ったPXAプロセッサ搭載の携帯電話を製品化することを発表した。

 日立製作所はXScaleテクノロジに基づくプロセッサを搭載したPocket PC OS搭載端末「マルチメディア・コミュニケータ」を投入予定。海外のCDMAネットワーク対応製品として2003年中に製品化を予定している。

 韓国の携帯電話メーカーMaxonは、XScaleコアを統合した携帯向けチップ「PXA800F」(コードネーム:Manitoba2月13日の記事参照)を搭載したGSM/GPRS携帯電話を投入する予定だ。「Maxon MX-E20」という名称で、背面にもカラー液晶を備え、ビデオプレーヤや内蔵カメラ、MMS、ゲームなどの機能を備えるという。2003年後半に製品化予定。

 台湾に本社を置くMiTACは、「MiTAC 8380 スマート・フォン」と呼ぶ折りたたみ型の携帯電話を予定している。XScaleコアにフラッシュメモリを積載した「PXA262」プロセッサ(2002年10月の記事参照)を搭載し、OSにはMicrosoftの「Smartphone」(2002年12月の記事参照)を採用する。折りたたみ型のSmartphone搭載携帯電話は初めて。GSM/GPRS対応で2003年第1四半期後半に製品化を予定している。



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[斎藤健二, ITmedia]

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