OpenWaveとシャープ、携帯の2Dグラフィックス技術で協力OpenWaveの携帯電話向けブラウザに、シャープの2Dグラフィックスエンジン「SharpMotionART」(国内名E-アニメータ)が実装される。シャープはこの両技術を、将来出荷する携帯に実装する予定
OpenWaveとシャープは2月25日、シャープの2Dグラフィックスエンジン「SharpMotionART」(SMART)をOpenWaveの携帯向けブラウザ「OpenWave Phone Tools Version7.0」(V7)に実装することで協力すると発表した。 SMARTは国内では「E-アニメータ」として知られる、シャープの2Dグラフィックスエンジン。J-フォン向け端末「J-SH04」以降のシャープ端末に搭載されているほか、ドコモ向けの「SH251iS」や、「N504i」にも採用されている。V7は、携帯電話向けブラウザの最新バージョンで、従来版はKDDIなどがau端末に搭載している(2月18日の記事参照)。 SMARTはV7のサードパーティ製プラグインオプションとして提供され、V7を採用する携帯電話は容易にSMARTを搭載できる。 従来、携帯電話で再生できるマルチメディアファイルは、GIF/JPEGといった静止画が中心だったが、2Dのベクタ画像の再生が盛り上がりつつある。シャープのE-アニメータは、2Dの携帯向けベクタグラフィックス再生エンジンとして先駆け的な存在だが、「Scalable Vecrot Graphics(SVG-T)」が標準化されたことで、今後対応を進める予定だ。 シャープは現在欧州Vodafone向けに出荷しているGSM端末「GX-10」にOpenWaveのブラウザを搭載しており、V7とSMARTを将来出荷される携帯端末に搭載することを計画している。
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