ケータイカメラ画質研究ラボ〜au「A5304T」(2/2)
続いて室内で蛍光灯と白熱灯下の両方で撮影してみた。A5304Tはオートホワイトバランスのみで、照明によって手動で設定を変えるという機能を持ってない。実にシンプルでいいのだが、オートがうまくいかなければ対処のしようがないということでもある。 まずは蛍光灯下での撮影から。 標準モードとPCモードを並べてみた。 ホワイトバランスはパーフェクトで色もきれい。黒は真っ黒だし白は真っ白である。原色系がやや浮き気味だが、色鮮やかに見えるようなチューニングがなされているのだろう。 次は白熱灯下で撮影。 照明の赤みがやや黄色く出てしまったが、白熱灯下では無理に合わせなくてもいいケースが多いので、これはこれで悪くない。ただ缶の影を見るとややノイズが浮いて荒れているのが気になる。
続いてろうそくの灯りだけで撮影してみた。暗いところでどれだけ写るかのチェックだ。 こちらも標準とPCの両方を用意した。PCモードの画像を見ると分かるが、これはなかなか優秀。増感したためのノイズは浮いているが、その中でも緑や赤や青という色はちゃんと識別できている。 さらにモバイルライトを点灯させて撮影してみた。 モバイルライトの照明の色とろうそくの灯りがぶつかって妙に青っぽくなってしまったり、ノイズが逆に目立ったりしたが、照明の効果はきちんと出ている。ジンジャエールの瓶が妙に赤くなってしまったのは気になるが、この手のライトはカメラのフラッシュほど光量がないため、どうしてもほかの光源の色の影響を受けやすく、なかなかバランスの取れた色の絵は撮れないのである。 最後はムービー。撮影モードは5秒/10秒/15秒の3パターン。10秒モードで撮影したムービーを1つ用意した。
動画のサンプル(amcファイル、クリックしてダウンロード。要「ezmovie作成ソフトLite」) フレームレートは秒7コマ。24Kbpsで、「ezmovie作成ソフトLite」をインストールすれば、PCで再生できる。
A5304Tは、最近の携帯電話としては珍しく、撮影機能がシンプルなのだ。フレームを付けたり、セルフタイマーがあったりする程度である。撮影サイズも2通りだしファインやノーマルという分かりづらい画質モードもないし、マクロ機能やホワイトバランスの設定もない。 しかし、フルオートのみでそこそこ撮れるというのがケータイデジカメのあるべき姿であろうし、それはそれで悪くない。 もうちょっと撮影や再生機能がきびきびと動作し、再生時のサムネイル表示機能があればうれしいところだ。 それにしてもauの端末はやはりPCユーザーには便利。合計100Kバイトまでなら5つまでファイルを添付でき、データフォルダによるデータの分類はPC的で分かりやすく柔軟性がある。これは評価したい。 関連記事 各所が改良〜「A5304T」ファーストインプレッション A5304Tに触れて最初に受けた印象は、「レスポンスが良くなった」ということ。大きな液晶と相まって、EZwebのブラウズも快適だ。BREW以外の点でも、A5304Tはなかなか魅力的な端末に仕上がっている BREWとは何か?──Javaとの違い auの「A5304T」が対応したBREW。しかしBREWとは何なのだろうか。Javaとはどこが違うのだろうか。一般ユーザーの視点と、携帯アプリケーションのビジネスプレイヤーの視点からまとめてみた KDDI、BREWに本格対応した新機種「A5304T」 KDDIは、アプリケーションプラットフォーム「BREW」に対応した「A5304T」(東芝製)を2月下旬に発売する。携帯電話最大クラスの2.3型TFT液晶を搭載するほか、31万画素のCCDカメラ、撮影補助用のライトも備えたムービー端末だ BREWでGPSを最大活用〜A5304TのNAVITIME KDDIのBREW対応端末「A5304T」によって、大きく利便性が増すのはGPS機能だ。内蔵されたNAVITIMEのアプリケーションによって、地図を高速に描画。2.3型の大画面とも相まって、快適な“徒歩ナビゲーション”を実現する [荻窪圭, ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. 前のページ | 2/2 | 最初のページ モバイルショップ
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