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2003年3月13日 09:00 PM 更新
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CeBIT
三菱、メガピクセル携帯のコンセプトモデルを展示
カメラが携帯の重要な差別化要因となる中、デジタルカメラとカムコーダ、携帯電話の融合は時間の問題になってきた。三菱電機は各機能を統合させた携帯電話のコンセプトモデルを展示した
三菱電機はCeBIT 2003のブースで、100万画素のカメラを搭載した携帯電話のコンセプトモデルを展示している。「コンセプト・フロム・デザインチーム」とうたわれているが、液晶やカメラは動作しており、撮影した映像が場内のモニターに映し出されていた。
カメラも回転し、ディスプレイも回転する。この形状のカメラにしたのは、100万画素以上のカメラモジュールの搭載も狙ってのこと。将来像として光学ズーム付きのカメラモジュールも展示されていた
コンセプトモデルにはさまざまな種類があるが、これは「現時点で実現可能な技術を使い、コンセプトを形にしたもの」だという。発売の予定はない。
「デジカメ、カムコーダ、携帯電話……みんな融合していくでしょう。そのときにどういうスタイルになるか」。機能が進化した際に、どのような形状がいいのか、それを形にしたものだと、同社先端技術総合研究所の携帯電話開発推進プロジェクトグループの中村稔博士は話す。
「カメラスタイル」「カムコーダースタイル」など、回転するカメラと液晶の配置によって、さまざまなスタイルが取れる。「例えば液晶を回すと、自動的にカメラ機能のインタフェースが表示される」(同社デザイン研究所のインタフェースデザイン部伊藤健世氏)といった工夫がされている。
スペックは以下のとおり。通信方式などは特に想定していない。
- 回転式メガピクセルカメラ
- 回転式QVGAメインディスプレイ
- フルカラー背面ディスプレイ
- メモリースティックDuo
- 無線LAN内蔵
- Symbian OS搭載
カメラと本体はUSBで接続されており、将来的にはデジタルテレビチューナーモジュールやゲームコントローラ、GPSユニットを差し替えて使うことも想定されている。
カメラモジュールの代わりにゲームのコントローラやテレビチューナー、GPSモジュールをつなげるというアイデアも。右上のモデルには、光学ズーム付きのカメラモジュールが展示されている
[斎藤健二, ITmedia]
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