ドコモ、FOMA/PDCデュアル端末「N2701」を公開 NTTドコモは、FOMAとPDCに両対応するデュアルモード端末「N2701」を公開した。外側に31万画素CMOSセンサー、内側に10万画素CMOSセンサーを搭載。自動モードとFOMAモード、PDCモードを切り替えて使用できる
NTTドコモは3月14日、現在開発中のFOMAとPDCに両対応するNEC製デュアルモード端末「N2701」を公開した。市場投入時期は未定。
公開されたN2701は外側に31万画素CMOSセンサ、内側に10万画素CMOSセンサを搭載している。撮影補助用のライトも内側と外側の両面に付いている。 連続通話時間は120分、待ち受け時間は150時間としている。これは自動モード時の目安で、PDC利用時、FOMA利用時それぞれの数値は調整中のため明らかにされなかった。 「N2701」は、1台の端末をFOMAとPDCに切り替えて利用できるもの。通信設定は「FOMA」「mova」のほか、自動的に通信可能な基地局を捉えてその場で使えるモードを自動選択する「自動」の3通りが用意される。自動に設定すると、現時点ではFOMAとPDCの両方を使える場合にはFOMA優先でつながる仕様。この理由についてドコモの説明員は、コストや通信のクオリティ面の優位性からだとしているが、「まだ開発段階のため決定したわけではない」としている。
メール送信やWebブラウズ時の仕様は、FOMA利用時には現FOMAの、PDC利用時にはPDCのサービスが利用できる仕組み。iモーションメールを出すときにはFOMAを、iエリアやiショットを利用するときにはPDC側に切り替えて利用する。
なお、通話時のローミングは開発段階では未対応。例えばFOMA利用時にPDCしか使えないエリアに入った場合は通話が切れてしまい、かけ直す必要があるという。 N2701は、FOMAの部分は現行のN2051を、PDC部分はN504iSの技術をベースに設計されたといい、価格は現行FOMAと同程度になるようだ。 ドコモによれば、21万7000のFOMA契約者のうち、1台の電話番号でFOMAとPDCを使える「デュアルネットワークサービス」に加入しているユーザーは8万4000人。N2701は、FOMAもPDCも必要というユーザーに向けたFOMAへの移行過渡期の端末という位置付けになるようだ。
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