Mobile:NEWS 2003年5月16日 06:38 PM 更新

画面キャプチャで見る、新ザウルス「SL-C750」「SL-C760」


 ザウルスの新モデル「SL-C750」「SL-C760」は、従来のSL-C700をベースにハードウェアが強化された。アプリケーションソフトにも大幅な改良が加えられている。  ここでは、キャプチャした新モデルの画面から新ザウルスの魅力に迫ってみた。

 なお画面は開発中のものであり、製品版とは異なる場合があることをご了承いただきたい。

システム系

 新モデルはメモリが増えたことで、全体のパフォーマンスが向上した。とくにSL-C760では、フラッシュメモリーの容量が128Mバイトに拡張され、画像ファイルなどの大容量データを外部メモリなしでも持ち歩けるようになった。


「総メモリ」は、約32Mバイトから約64Mバイトに拡張され、操作がより快適になった。実際に触ってみると、確かに今までのSL-C700に比べて、多くのアプリケーションを起動できる


SL-C750の「ユーザーエリア」は、SL-C700と同じ約30Mバイト。上位モデルのSL-C760ではフラッシュメモリの容量が約128Mバイトにパワーアップ、ユーザーエリアは約65Mバイトになった


搭載されるLinux Kernelのバージョンは2.4.18。アプリケーションソフトを起動すると、SL-C700に比べて高速に立ち上がり、ストレスなく使えた。JavaはJeode PersonalJavaからサンマイクロシステムズの「J2ME」に

ビジネス系ソフト

 新モデルはPIMソフトにも若干の変更が加えられた。ユーザーの要望に応えて強化された点が多いという。


SL-C700(左)とSL-C750(右)の「カレンダー」画面。SL-C750では、その日の予定と一緒にToDoの内容が表示される。忙しいビジネスユーザーにはありがたい強化点だ


SL-C700(左)とSL-C750(右)の「メール」の画面。バージョンが1.2から2.0になり、細かい改良が加えられている。画面を見比べると、ツールバーに「ファイル」が新たに追加され、ゴミ箱が下書きフォルダの下にある


今まで別売だった「プレゼンテーションソフト」が新モデルには標準添付される。アイ・オー・データ機器のグラフィックカード「CFXGA」があれば、ザウルスショットで取り込んだPowerPointの情報を、ディスプレイやプロジェクタに出力できる(出力は800×600ドットのSXGA表示)。出張先でもザウルスだけでプレゼンテーションが可能だ


SL-C760には、学研の辞書5冊分を収録した「辞書ソフト」が標準搭載される。市販の電子辞書でおなじみの「インクリメンタル検索」はもちろん、ほかのアプリケーションの起動時にポップアップウィンドウで言葉の意味を表示する「ポップアップ検索」にも対応している

マルチメディア系ソフト

 SL-C700では、音楽と動画再生用ソフトとして「MediaPlayer」が収録されていた。新モデルでは、音楽は「Music Player」、動画は「Movie Player」と、それぞれが独立したソフトになった。


新たに追加された「Movie Player」の画面。パーソナルサーバ「Galileo」や液晶テレビ「AQUOS」(B3シリーズ)で録画したMPEG-4形式の動画ファイルを再生できる。最大解像度は320×240ピクセルのクォーターVGA表示に対応


SL-C700の「MediaPlayer」(左)と「MusicPalyer」(右)の画面。曲のタイトルやアーティスト名が見やすい。また、ボリュームが確認しやすくなり、操作性も向上した



関連記事
▼ PXA255搭載、8時間半使えるモデルも〜新ザウルス2機種登場
シャープはVGA液晶搭載Linuxザウルスのマイナーチェンジ版「SL-C750」「SL-C760」を発表した。ソフトの起動が高速になり、MPEG-4の再生がサポートされた。上位モデルは8時間半の連続表示が可能に


関連リンク
▼ ニュースリリース

[関口哲司, ITmedia]

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.



モバイルショップ

最新CPU搭載パソコンはドスパラで!!
第3世代インテルCoreプロセッサー搭載PC ドスパラはスピード出荷でお届けします!!

最新スペック搭載ゲームパソコン
高性能でゲームが快適なのは
ドスパラゲームパソコンガレリア!