出会い系サイト規制法が成立〜違反者には懲役、罰金も未成年相手の援助交際や児童買春が問題視される中、出会い系サイト規制法が可決された。サイト運営者には未成年が利用できないことの明示と年齢確認が義務づけられ、違反者には懲役または罰金も
6月6日、参院本会議において出会い系サイト規制法が可決した。今後交付の日程が討議され、交付から3カ月後に施行される。
出会い系サイト規制法では、サイト運営者、大人、児童に対してそれぞれ規制が行われる。 出会い系サイト運営者には、(1)サイトの広告や宣伝に児童が利用してはならない旨を記載する(2)サイト利用者が児童でないことを確認する という点が義務付けられる。違反した事業者には公安委員会から是正命令が出され、それに従わない場合には6カ月以下の懲役か100万円以下の罰金が科せられる。 サイト利用者に対しては、出会い系サイトを利用した買春や援助交際を誘う書き込みを禁止するほか、こうした関係を第三者が取り持つことも規制されている。違反した場合は100万円以下の罰金が科せられる。 サイトを利用した児童にも同じ規制が適用されるが、警察庁によれば「少年法の中で100万円以下の罰則に処する場合、家庭裁判所の審判に委ねられる」といい、少年法に則った処分になるという。 出会い系サイト規制法の児童の定義は18歳未満のものを指す 関連記事 携帯の出会い系サイト、法的規制の動き 警察庁は2月6日、未成年の「出会い系サイト」利用に関する法的規制のありかたについて、民間からの意見を取り入れた提言をまとめた。2−3月をめどに最終案を作成、国会に提出される 年齢を聞けば出会い系サイト犯罪が解決できる理由 携帯電話を使った女子児童による買春目的の出会い系サイト利用が問題になっている。警察庁では、サイト利用者の年齢を確認する仕組みを導入すると共に、買春を誘う書き込みを禁止するという対策を想定するが…… ドコモ、今夏をめどに未成年の出会い系サイト閲覧規制 NTTドコモの立川敬二社長は、2月6日の定例記者会見で、未成年の出会い系サイトアクセスを制限する仕組みを提供する計画であると語った。今夏めどで開始される予定 現役高校生が語る「ケータイライフ」 時間割をカメラで撮る、部活の仲間に連絡する、好きな人への告白をメールする──最近の高校生にとって携帯電話は、もはや欠かせないツールのようだ 「出会い系サイト」にアクセス制限〜各キャリアが打ち出す 「出会い系サイト」を巡る問題に対応するため、ドコモ、au、J-フォン、ツーカーはWebアクセスへの制限機能を提供する予定だ。しかし、制限範囲については各社異なる。キャリアのサイトのみの閲覧を許可するキャリアから、一般サイトへのアクセスも一部認めるキャリアまでさまざまだ キャリアの安易なアクセス制限に批判 「出会い系サイト」対策を大義名分として、一般サイトすべてへのアクセスを制限するのは行き過ぎ──。コンテンツ事業者などから、こうした批判の声が上がっている。選択肢の少ないアクセス制限は、将来のビジネスの芽を潰してしまう可能性もある ドコモ、出会い系サイト閲覧規制に理解求める ドコモは「モバイルインターネットと子ども」に関する国際ワークショップで、出会い系サイトをめぐる取り組みについて語った。今夏に予定している閲覧規制について理解を求める場面も ドコモ、今夏をめどに未成年の出会い系サイト閲覧規制 関連リンク 警察庁 インターネット異性紹介事業を利用して児童を誘引する行為の規制等に関する法律案について(PDF) [後藤祥子, ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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