Mobile&Movie 第66回
|
作品名 | トゥー・ウィークス・ノーティス(Two Weeks Notice) |
監督 | マーク・ローレンス |
制作年・製作国 | 2002年アメリカ作品 |
ニューヨークのグランドホテルのオーナーで、スウィートルームに住んでいるジョージは、雑誌の表紙にしょっちゅう登場するナイスガイ。お金持ちでハンサムなジョージのまわりには、女性が絶えません。欲しいものをすべて手に入れていて向かうところ敵ナシのジョージですが、彼の弱点は別居中の妻と優柔不断な性格。何しろ、封筒ひとつ選ぶのすら、誰かの意見を聞かないと決められないのです。困ったことがあれば、携帯電話で誰かに相談するのがジョージの日課でした。
不動産会社を営むジョージにとって、決断力の鈍さはビジネスに悪影響を与えています。顧問弁護士として自分好みの女性を雇っていましたが、法律には疎いタイプで会社の経営状態は悪化する一方。兄からは、新しい優秀な弁護士を今すぐ見つけるように怒鳴られてしまいます。
そこへ現われたのが、環境保護運動に力を注ぐ市民派弁護士のルーシー。生まれ育ったコニーアイランドで、ジョージの会社が行う再開発事業の中止を直訴しにきたのでした。ルーシーがハーバード大学出身と聞き、即座に顧問弁護士にスカウトするジョージ。ルーシーは、ジョージの会社は敵のはずと悩みますが、事業の見直しを約束させ、引き受けることにします。
さっそく顧問弁護士として、ジョージの会社の仕事に取り組み始めるルーシー。契約書や慈善事業への寄付などバリバリこなしていきますが、そのうちとんでもない時間にかかってくるジョージの電話に悩まされることになります。
「起きててよかった。ちょっと話がしたくて」
「夜中の2時よ」
寝ぼけながら答えるルーシー。
「今、彼女といるんだ。何を話したらいい?」
ジョージはデート中、会話に詰まってルーシーに助けを求めてきたのでした。
「情けない人……おやすみ」
ルーシーはあきれて電話を切ります。もはや弁護士というより、ジョージのお守役のよう。責任感の強さから、ついついアドバイスをしてしまいますが、不満は溜まるばかり。昼夜を問わないジョージの電話攻撃はさらに続きます。
「緊急事態だ!」
友人の結婚式に出席していたルーシーの携帯電話にジョージからのメールが届き、慌てて駆けつけると
「ミスニューヨークコンテストの審査員としてテレビに出るんだ。何を着ていけばいい?」
と真顔で尋ねるジョージ。ルーシーの堪忍袋はとうとうブチ切れました。
「あなたって地球上で一番身勝手な人ね」
そう告げても
「携帯を切らないのは、緊急事態が好きだからだろう?」
と悪びれないジョージ。これ以上耐えられないルーシーは、弁護士を辞めると啖呵を切ります。
「もう電話はしないから、考えなおしてくれ」
というジョージに
「絶対やめられないわ。ムリよ」
とルーシーは断言。
次の弁護士を見つけ、引継ぎまで行うことを約束したのでした。こうして、ルーシーはあと2週間だけジョージのもとで働くこととなったのです。ジョージの電話攻勢から逃れられると安堵したルーシーは、はりきって後任の弁護士を探します。ジョージが気に入ったのはルーシーが選んだ人物ではなく、飛び込みで面接にやってきた美しいジューン。後任が決まったと喜ぶべきところなのに、なぜか晴れないルーシーの心。ともかく、退職までのカウントダウンは始まってしまいました。
ルーシーの顧問弁護士最後の日までに、優柔不断で携帯依存症のゴージャスなリッチマンと、生真面目で強情なナチュラルガールの間に恋は生まれるのでしょうか。
関連記事[本田亜友子, ITmedia]
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
最新スペック搭載ゲームパソコン
高性能でゲームが快適なのは
ドスパラゲームパソコンガレリア!
最新CPU搭載パソコンはドスパラで!!
第3世代インテルCoreプロセッサー搭載PC ドスパラはスピード出荷でお届けします!!