PCで作った動画をFOMAで見よう(1/2)3GPPに対応したQuickTime 6.3がリリースされた。これを使えばPCでFOMAのムービーを閲覧できるだけでなく、PCでFOMA用のムービーを作れるようにもなる。FOMA用ムービーを作成する際の注意点をまとめてみた。
FOMAで撮影した動画(iモーション)をPCで閲覧したり、PCで編集した画像をFOMA用に書き出せるQuickTime 6.3が登場した(6月10日の記事参照)。 初期のFOMAではMPEG-4をベースにしたASFファイルだった動画フォーマットが、最近のFOMAでは3GPP形式に変更され、.3gpファイルを閲覧/作成できるQuickTime 6.3のリリースが待たれていた。ようやく公開されたことで「PCを持っていれば誰でも簡単にFOMA用のムービーを作れるようになった」のは大きい。 さっそくそれを実践してみよう。
3GPファイルを作成するにはアップルコンピュータのQuickTime 6.3を使う(6月4日の記事参照)。なぜQuickTimeかというと、もともとMPEG-4や3GPPファイルのデータの格納形式がQuickTimeをベースにしているからだ。 QuickTimeはもともとMacintosh用に開発されたが、現在はMac版もWindows版も同じ内容のものがリリースされているので、使うマシンはどちらでもかまわない。 まずアップルコンピュータのQuickTimeのWebページから、最新版のQuickTime 6.3とQuickTime用の3GPPコンポーネントをダウンロードする。これで準備完了。 続いてアプリケーションを用意する。2つの方法がある。
1)の場合、Mac OS Xなら、非常にシンプルで無料で簡単に使える「iMovie3」がある。Windowsの場合はWindowsムービーメーカーがQuickTimeに未対応なので、QuickTimeに対応したサードパーティ製アプリケーションを使う必要がある。 ただQuickTime対応をうたっていてもQuickTimeによる出力を完全にサポートしているアプリケーションでない限りは、3GP形式での出力はできない。その場合はいったんQuickTimeで処理できるファイル形式で出力して(DVやQuickTimeなど)、次の(2)の方法で3GPファイルにする必要がある。 2)の場合はQuickTimeをProバージョンにアップデートする必要がある。ダウンロードしたままのQuickTimePlayerはムービーを見るだけで、編集したりほかの形式で書き出す機能は使えないようになっている。これはQuickTime Proにアップグレードすることで使えるようになる。価格は3780円。 もし既にFOMAで見たいムービーファイルを持っているなら、それをQuickTimePlayerで3gp形式に変換するだけでいい。 今回は、より汎用性が高い方法ということで2)を使ってみる。画面はMac OS X版だが、Windowsでも基本的には同じだ。具体的な作成方法はここ(作り方記事参照)を参考にしてほしい。 [荻窪圭, ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. 前のページ | 1/2 | 次のページ モバイルショップ
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