Mobile:NEWS 2003年8月7日 10:13 PM 更新

JavaプログラマでもBREWアプリ開発を容易に〜SophiaFramework

京都のソフィア・クレイドルが開発した「SophiaFramework」の新版を利用すれば、Javaに慣れた開発者でもオブジェクト指向を使ったBREWアプリ開発が容易に行えるようになる。

 KDDIなどが採用するアプリケーションプラットフォーム「BREW」のアプリケーション開発を容易にする「SophiaFramework」が、機能を追加してバージョンアップした。

 既に、公式BREWアプリなどで実績を持ち、「開発コストを67%削減」をうたう。オブジェクト指向言語でのコード記述などを可能とし「Javaをやっていた人がBREWを開発するためのツール」(SophiaFrameworkを開発したソフィア・クレイドル社長の杉山和徳氏)を目指す。

汎用ライブラリ、C++のラッパーを追加

 これまでSophiaFrameworkは、ユーザーインタフェース(GUI)のライブラリを中心としてきた(8月5日の記事参照)。今回のバージョンアップに伴い、3層構造のアーキテクチャーを採用した。


 2層目に追加されたのは、さまざまなアプリケーションで利用できる汎用のライブラリだ。文字列管理や各種図形、ネットワークやファイルのストリームなどが用意される。ユーザー側で独自に拡張することも可能だ。Javaに慣れた開発者の利便性を考慮し、「API名と挙動はMIDPに似せた」と同社チーフソフトウェアアーキテクトの堀口淳史氏は説明する。

 1層目にあるのは、C++での記述を変換する「C++ラッパー」だ。これは「継承もできない、オブジェクト指向の書き方もできない」現BREWの環境で、C++で記述できるようにしたもの。

モバイルアプリケーションの開発効率向上

 機能向上について同社社長の杉山和徳氏は「ソフトが肥大化し、やるべきことが増えている。盤石なソフトウェアアーキテクチャーが必要だ」と話す。

 背景となるのは、Javaを中心に扱ってきた開発者にはBREWの仕様に取っつきにくい点があることだ。例えば、メニューなどを表示するパーツがBREWにも用意されているが、種類も使い勝手も豊富とは言えない。こうした課題を解決するために作られたのがSophiaFrameworkの新バージョンだ。

 例えばGUIのパーツはBREWが標準で用意されているものから、大幅に数も機能も増え、マルチウィンドウも表現できる。各ウィンドウにフォーカスを移動させたり、個別のウィンドウを移動することさえ可能だ。

 各レイヤーでオブジェクト指向を盛り込んだことで、いったん開発したパーツの再利用も容易になっている。「(SophiaFrameworkを)使えば使うほど部品が貯まって、開発が楽になる」

 同社では、8月9日からSophiaFramework Ver.2の出荷を開始する。通常ライセンスは、年間100万円と公開されるアプリ一本につき100万円。9月30日まで料金が割引となる期間限定ライセンスを提供する。また8月11日から同社Web上でトライアル版の配布を行う予定になっている。



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▼ ソフィア・クレイドル

[斎藤健二, ITmedia]

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