「もはやゲーム機」は真実か?〜ケータイゲーム11本を斬る(2/2)
難易度によってSHOPの出現率が変わる。お買い物好きの人は是非ハードで遊んでいただきたい 1986年にパステル調の色彩と、かわいらしいキャラクターで、当時のゲーマーたちの人気をさらったファンタジーゾーン。主人公はテレビアニメ「赤い光弾 ジリオン」にもマスコットとして登場していたという逸話もある「オパオパ」だ。 以前にiアプリ版で配信されていた「ファンタジーゾーン〜ボスの逆襲・前後編」では、武器はショットのみだし、イマイチ操作のテンポがずれていて、遊びづらかったが、今作は完全な移植作ということで、かなり遊びがいのあるゲームになっている。 操作性にはちょっと癖があるが、慣れればなんてことなく遊べる(ただし親指の位置にはちょっと注意していただきたい)。 画面が小さいせいなのか、久しぶりに遊ぶせいなのか、非常に難易度は高く感じる。特に6面の敵、「めんたまぐるぐる」がなかなか倒せない。ところで、アーケード版ではこれでもかこれでもかというほどショップが出現したような気がするのだが、アプリ版は出現回数が抑えられているようだ。そこが私としては一番の楽しみであったのに、残念である。
ラストのボスは十字架じゃないと倒せないので、出現したらさっさと拾っておきましょう (C)CAPCOM 2003 一度敵の攻撃があたると鎧が脱げてパンツ一丁になるコミカルさと、2周しないとクリアできないという斬新なシステムで人気を博したアクションゲーム。アーケード版ファミコン版だけでなく、海外版も発売されているというあたりで人気の高さが伺える。 美しい画面と、なんだかやる気にさせてくれる音楽は健在。ただ魔界村らしく難易度が高すぎて、筆者には二面以降をクリアできなかった。そのため2つあったアーケード版のどちらのバージョンだったのかは検証できなかった。 操作性はかなり悪い。ボタン配置のセンスが悪いのだ。これがただでさえ難易度の高い魔界村をさらに難しくしている。ケータイ用に多少ストーリー構成を変えていたりと工夫はあるが、もともとの難易度が高いので、クリアするのは大変だ。 それでも、面白いものは面白いし、悔しいかな、はまってしまうゲームではある。もともとのアーケード版「魔界村」もあまり操作性がよくなかったが、そんなところまで再現しているとしたら、やるな「カプコン」というカンジである。
現在では随分と趣が変わってしまったシリーズなれど、初代の面白さは今遊んでも変わらない (C)KONAMI (C)Konami MO 1986年の発売以来、数々のハードに移植されてきた悪魔城ドラキュラシリーズ。J-スカイ移植版は大元のファミコン版をベースにステージの1〜6を収録している。 初期装備はムチ。基本的にはそれをふるって戦うのだが、ケータイオリジナルのモードとして「サブウェポンモード」という、ムチを使用不可にし、途中で拾う「十字架」「聖水」などのアイテムのみを使って戦っていくモードが用意されている。 操作性はかなりよく、ちょっと慣れれば(機種によるが)片手での操作も可能。なんといってもサブウエポンの切り替えがボタンひとつで変えられるのがうれしい。 グラフィックは一新されているし、「こんなに簡単だったかな」と思うような場面もあるが、なかなか楽しめるゲームに仕上がっている。
(C)TECMO,LTD.2003 1986年にテクモから発売されたファミコン版、「ソロモンの鍵」の続編。換石の術を使い、マップ上にブロックを置いて行き、それを足場にして各種アイテムや鍵を取り、上を目指す。 基本的にファミコン版アーケード版とシステムは一緒だが、ケータイ用にマップが小さくなっていたり、アイテムが一部しか使えなかったりする。 操作性は特に良くも悪くもなく、妥当。ケータイの小さな画面では妥当といえなくもないが、昔からソロモンの鍵を遊んでいたユーザーには、簡単すぎて物足りないかもしれない。ただし、SeasonIとついているように、SeasonII、SeasonIIIと、次が予定されているようなので期待は膨らむところ。残念ながらプレイの偏差値までは表示されない様子。これはちょっと惜しい。
山手線編以外に大阪環状線編も配信中。かなりリアルな町並みを再現 (C)TAITO 2003 1997年に、アーケードに登場して以来、数々の続編を生み出している名作「電車でGO!3D」がJ-スカイで登場。3キャリア向けに配信された前作は画面が粗く、かなりチープさが漂っていたが、今回はケータイ版だからといってバカにできないくらいの出来のよさだ。 走行中の電車の音、汽笛などきちんと再現されており、3Dのグラフィック画面も美しい。操作も、基本的にはマスコン操作に必要な上下ボタンと警笛となる3つでOKと単純かつ明快。 しかし、なんといっても感動したのがヘルプ。アプリゲームではボタン配置と操作方法のみを書いてあるものが多いのだが、こと細かにシステムやルールについて述べており、まったくの電車でGO!初心者にもわかりやすく、遊びやすい。 個人的にはiモード版のように、皆のアイドル「鉄ちゃん」に解説をしてほしかったが、ここまでできがいいと下手な媚がなくて逆にいいのかもしれない。
それぞれのゲームで、ある一定条件をクリアするとアドン、サムソン両方が操作可能になる (C)NCS/X-nauts (C)SUCCESS 「超兄貴」──。この濃いタイトルは1992年にメサイアから発売されたPCエンジン向けシューティングのタイトルである。 その難易度や音楽はもちろん、マッチョメンあふれる異様かつ素敵な画面で、世のナイスガイたちを虜にした罪なゲームである。その人気の証拠に、シューティングのみならず、実写シューティング、格闘ゲーム、そしてマンガにまで展開している(今は一人歩きしている人気キャラクター「うみにん」も実は出演している)。 「超兄貴」シリーズの人気者といえば主人公であるイダテンでも、ヒロイン(?)のベンテンでもなく、最初は単なるオプションでしかなかった「アドン」と「サムソン」である。しかし、その二人が主人公のミニゲームが、とうとう登場した。 1つのアプリで「壊してマッチョ」「モンスター綱引き」2つゲームが楽しめる、一粒で二度美味しい仕様になっている。それぞれのルールは簡単。アドンがナイスなポージングでUFOを破壊しながら、気合を溜め、超巨大戦艦の撃破を目指す「壊してマッチョ」。と、サムソンがモンスターたちと綱を引っ張り合い、ボスまで引っ張り出して倒すのが目的の「モンスター綱引き」。 操作にはちょっと癖があるが、はじめると楽しくて、ちょっとやめられない。iモードのウェッビーハドソンの「愛(i)超兄貴」もオススメだが、こちらはちょっとかわいさが足りないのが残念だ。 [小松しおる, ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. 前のページ | 2/2 | 最初のページ モバイルショップ
最新CPU搭載パソコンはドスパラで!!
最新スペック搭載ゲームパソコン
FEED BACK |