Mobile:NEWS 2003年8月20日 05:56 PM 更新

メール周りの機能が改善〜「P505i」を試す(1/2)

19.9ミリという薄さが特徴の「P505i」。課題となっていた日本語入力とメール振り分け機能が向上し、使いやすくなった。

 モバイルコミュニケーションズ製「P505i」は、最軽量こそ「F505i」(7月9日の記事参照)に譲ったものの、505iシリーズでは最薄で、「薄さのP」の座を守った。カメラユニットもすっきりと内蔵され、505iシリーズの中ではもっともスマートな印象を受ける。

厚さ19.9ミリ、「Pらしさ」にこだわったスマートボディ

 P505iはカメラユニットこそ31万画素と控えめだが、P504i以来のスリムボディが特徴。505iシリーズで唯一20ミリを切る19.9ミリという薄さ、カメラユニットの出っ張りもないフルフラットなボディはデザイン的にもスマートだ。


このようにアンテナ収容部はもちろん、カメラユニット部の出っ張りもないフラットデザイン。パッと見て“P”とわかるデザインだ

 「P504i」(2002年6月5日の記事参照)の16.8ミリ、「P504iS」(2002年11月8日の記事参照)の18.8ミリに比べると厚くなっている。しかしディスプレイのQVGA化、10万画素から30万画素へのカメラの高画素化、miniSDスロットの搭載といった機能追加がありながらわずか1.1ミリしか厚くなっていない。


左からP505i/P504iS/P504i。わずかに厚くなっているが、追加された機能を思えば納得がいく。角が取れて丸みを帯びたボディデザインからか、P504iSよりもコンパクトな印象を受ける


「SH505i」(6月18日の記事参照)と比べてもかなり厚みが異なる。実際に持つと写真以上の違いを感じるはずだ

 P504iで搭載されたワンタッチオープン機能はさらに進化した。ヒンジ部の左側面にあるボタンを押すとカバー(ディスプレイ部)が開く動作は同じだが、P504i/iSでは基本的に135度ほどしか開かなかったのがP505iでは目いっぱい開く。これは、あらかじめ設定しておけば、オープンとともに通話を始められるスタイルにも関連した機能。サブディスプレイで発信相手を確認し、「カバーを開いて即通話」が行える。


このように60度くらいの角度であればカバー部はフルオープン状態まで開く。垂直だと135度程度の部分で止まる

P505.mp4/P505.wmv

 実はP504iやP504iSでも、ヒンジ部側をわずかに下に傾けておけば、ワンタッチオープンで目いっぱい開くこともできた。P505iでは、サブディスプレイを目視してカバーを開ける状態であれば、大抵フルオープンするようになっている。むやみに強力なスプリングを採用せず、カバーを閉じる場合にも必要以上に力を加える必要がないのは絶妙だ。

 操作体系は良くも悪くも“P”そのまま。P504iSでは右側面にあったサイドキーが左側面に移り、この部分に1つキーが増えただけ。iモードの一発起動キーも備えていない。


キーは数もレイアウトも側面を除くとP50x系のスタイルを踏襲している。左側面にはカメラ(サブEメール)キー、MEMO/キャンセルキーを備える。カメラキーはカバーを開いた上体では単押しで、カバーを閉じた状態では長押しでカメラを起動でき、シャッターも兼ねる。右側面にはminiSDスロットと、P504iから採用された角型のイヤフォンマイクジャックを装備

[坪山博貴, ITmedia]

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

前のページ | 1/2 | 次のページ



モバイルショップ

最新スペック搭載ゲームパソコン
高性能でゲームが快適なのは
ドスパラゲームパソコンガレリア!

最新CPU搭載パソコンはドスパラで!!
第3世代インテルCoreプロセッサー搭載PC ドスパラはスピード出荷でお届けします!!