シャープ、携帯用メガピクセルカメラモジュールシャープは「J-SH53」や「SH505i」に搭載されたカメラと同等のメガピクセルカメラモジュールを発売する。10月から量産開始。
シャープは8月26日、メガピクセルクラスのカメラ付き携帯電話向けに、最小・最薄のCCDカメラモジュール「LZ0P3721」を開発した。 マクロ機能の「LZ0P3726」も合わせて、9月からサンプル出荷、10月から量産開始する。価格はマクロなしが1万1000円、マクロ付きが1万3000円。2機種合わせて月産50万個を予定している。 このモジュールは「シャープがJ-フォン、ドコモ向けに提供している端末に搭載しているカメラモジュールそのものではないが、機能的には同一」(シャープ)のもの。 1/4型CCDを使い有効画素数は110万画素で、放送用ビデオカメラなどに使われるフレーム・インタライン転送(FIT)方式を使った。FITは一般的なCCDに使われるインタライン方式に比べてスミアを抑えられるという特徴があるが、反面回路が複雑になる。シャープは「FITを使うことで、消費電力を抑えることができた」と採用の理由を説明している。消費電力は7.5fps時に650ミリワット。 モジュールに内蔵されたDSPにより、QQVGA(160×120ピクセル)出力で7倍までに電子ズームも行える。レンズのF値は2.8。最低被写体照度は5fps時で2ルクスとなっている。 モジュールは容積1.44cc、高さ9.7ミリ。マクロ機能付きは電気的仕様は同一で、容量が1.65cc、高さが9.82ミリとなる。 シャープは、さらなる高画素化、光学ズーム搭載、小型化、薄型化に取り組むとしている。
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