「252iシリーズ」の三つの特徴カメラ付きのスタンダード端末、252iシリーズの片鱗が明かされた。通信速度が下り28.8Kbpsと505i相当に高速化されたほか、チャットメール機能が標準搭載される。
NTTドコモは252iシリーズの開発を発表した。既にドコモ総合カタログ(中央版)9月号には、発売予定という形で掲載されており、発売日決定も間近と思われる。 さて、252iのシリーズとしての概略をまとめておこう。 全体としては、スタンダードモデルという位置づけにある。ドコモの主力製品は、次世代端末であるFOMA、ハイエンドの505i、そしてスタンダードの252i、カメラが入らないユーザーに向けた212iと4カテゴリーに分かれる。252iは、コストは抑えながらも、
特にカラーリングは、505iがシルバー、ホワイト、ブルー、ブラック、ピンクというオーソドックスな“売れ筋色”をラインアップ(P505iだけはレッドもあり)しているのに対し、252iは豊富なカラーリングを用意してくるもようだ。
特徴の一つは、下り28.8Kbpsの通信速度に対応したこと。いわゆる非対称パケット対応となる。505iなどと同じ通信速度となったことで、快適なWeb閲覧が可能だ。 ユーザーには直接関係ないが、電波の利用方法も変わっている。20xシリーズは、211iシリーズから1.5G/800MHzのデュアルモード対応を果たした。ところがカメラ付き251iシリーズでは800MHzのみ。非対称パケットに対応した252iでも800MHzのみだ。対して、504i/505iでは1.5G/800MHzのデュアルモードに対応している。
パケット通信速度の高速化に合わせて、着メロのファイル容量のみ、従来の2倍である20Kバイトに拡大された。 505iシリーズでは、着メロをはじめ画像、Macromedia Flashコンテンツなどのサイズが20Kバイトに拡大しており、これに合わせたかっこうだ。 ただし画像などの容量は10Kバイトに留めている。これはQVGA対応液晶を搭載した505iシリーズと異なり、252iでは通常の液晶ディスプレイを搭載しているためだという。
三つ目が、チャットメール機能だ。これはパナソニック モバイルコミュニケーションズ製の「P504i」および「P251iS」以降に搭載されていたものが、シリーズ標準機能になったものだ。iモードメールを使い、閲覧・返信画面のみチャット画面に見立てている。 リリースには“リアルタイムに文字会話”とあるが、担当者によるとメッセージが届く速度はiモードメールに準じる。料金もiモードメールを交互にやり取りするのと同様だ。 252iシリーズは、今回開発表明された三菱電機製「D252i」のほか、パナソニック モバイルコミュニケーションズ製の「P252i」がJATEの認定を既に取得している。
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