ドコモのムーバが純減。転換期へ〜9月契約者速報ドコモのムーバ(PDC)が史上初めての純減を記録した。ただしFOMAは、過去最高の純増を記録しており、2G、3G合計では前年並み。ドコモは「順調に推移している証」だとしている。
電気通信事業者協会(TCA)は10月7日、ブラウザフォンサービス契約数を含めた携帯電話/PHSなどの2003年9月の契約数を発表した。携帯電話契約数は37万2200増えて、7859万4700。
各キャリアの単月の純増数の推移 auの好調が続いており、この上半期はドコモと首位争いを繰り広げた。6カ月のうち、実に4カ月でドコモを抑えた。上半期の純増シェアで見た場合auが41.3%で首位。ドコモが40.1%、ボーダフォンが21.3%と、auの躍進が目立つ。 9月はドコモに負けたものの、純増シェアでドコモとの差は0.5%だ。auが伸びるのと反比例して、不調なのがボーダフォン。純増シェアを急速に落とし、なんと9月は一桁台の7.1%だ。この2年を見ても1桁は初めてとなる。
各キャリアの単月シェアの推移
3Gでは、ドコモのFOMAがますます調子を上げている。9月は21万6800の純増を果たし、累計では100万を超えた(10月1日の記事参照)。代わりにPDCは史上初の純減(-3万7000)を記録した。ドコモは「FOMAへの転換が順調に推移している証」だとしている。 auのCDMA2000 1xは1000万を超え、67%が3Gユーザーとなった。
ドコモのiアプリ対応端末(503i、504i、505i、FOMA)が2000万を超えた。iモード対応端末の約半数がiアプリ対応となる(9月29日の記事参照)。 auのBREW対応端末も、エントリーモデルの「A1304T」が好調で、BREWに対応した3機種を合計して95万台に達した。
PHSは全体に低調だった。 新規申し込みを受付終了したアステル九州(九州通信ネットワーク)は(2002年11月の記事参照)、9月に1万6162契約を減らし、累計が38契約となっている。
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