Mobile:NEWS 2003年10月20日 05:18 PM 更新

CLIEベースのナビゲーションサービス「ルプラン」

ソニーマーケティングは、CLIEをベースにした旅行者向けナビゲーションサービス「ルプラン」を開発した。12月1日からハワイ オアフ島版のレンタルを開始する。

 ソニーマーケティングは、CLIEとGPSモジュールを組み合わせた専用端末による旅行者向けナビゲーションサービス「ルプラン」を提供する。12月1日から成田空港および関西空港のJALエービーシーカウンターにて貸し出しが開始され、利用用金は6泊8日まで4980円(損害補償加入料1000円含む)。7泊9日以降は1日につき700円の追加料金が発生する。

CLIEを旅行ガイド専用端末に

 ルプランは、同社のPDA「CLIE PEG-TG50」(3月10日の記事参照)をベースにして作られたナビゲーション専用端末で、専用のBluetooth対応GPSアンテナと合わせて利用する。GPSアンテナは丸みを帯びた三角形で、サイズは9×5×1.8センチ、重さ約60グラム。3メートル以内の通信が可能で、GPSをバッグの中に入れたままでも使えるという。

 端末側には昭文社の地図、ソニー・マガジンズと昭文社のガイド情報がインストールされ、GPS情報を元にしたルートやショップ検索、銀行や病院などの場所の検索を行える。


ショップの案内文や写真、電話番号、予算といった情報に加え、クーポンやセール情報、行った先で使える英会話、館内案内図などが表示される。目的地までのルートはバスを利用する際のものも検索できる

 検索は、「食べる」「買う」「遊ぶ」「泊まる」など6ジャンルから調べられる「ジャンル検索」、測位した現在地からの距離やエリアから調べる「エリア検索」、店舗名から探す「名前で探す」、いざというときの情報を調べる「知ってて便利」、クーポンが使える店をリスト表示する「おすすめ情報」など。

 気に入った店は、「お気に入り」として登録でき、リスト表示させることも可能だ。

 ナビゲーション端末はCLIEをベースにしているが、「ナビゲーション以外の機能は使えないようになっているため、スケジュールなどのPIM機能は利用できない」(ソニーマーケティング広報)という。

ソニー製品とコンテンツを組み合わせた新サービス

 測位の精度については「衛星からの電波を受信しやすい場所にいた場合、誤差は数メートルの範囲」。検索時間は「徒歩20分圏内のルートを調べるのにかかる時間は数秒以内」で、検索先の距離によって若干異なるという。

 「ルプラン」誕生のいきさつについてソニーマーケティングでは「ソニー商品とコンテンツを合わせて、何か新しいサービスを展開できないか──と、検討する中から生まれた」という。まずは日本人渡航者が多く、ニーズも高いハワイのオアフ島からサービスを開始、ほかの地域でのサービス展開も検討するとしている。



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[後藤祥子, ITmedia]

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