Mobile:NEWS 2003年10月21日 08:25 PM 更新

“リアル”200万画素〜「SH505iS」

シリーズで唯一有効200万画素のカメラを搭載した「SH505iS」は、撮影スタイルも変更された模様。カメラの位置が変わり、“ヨコ撮り”を行える形状となった。カメラ部には“AF”とも記載されている。

 シャープ製の「SH505iS」は、シリーズ唯一有効202万画素のカメラを搭載した端末だ。スペック向上にもかかわらず、前機種よりも重さで10グラム、厚みで1ミリ小さくなっている。


200万画素カメラはオートフォーカス対応か

 SH505iSの細部に注目すると、従来機種との違いが分かる。外見で目立つのは、アンテナが内蔵されたこととカメラの位置が変更になったことだ。

 これまで液晶部の背面にカメラを搭載していたが、SH505iSではボディの背面、ちょうど十字キーの裏側あたりにカメラを配置した。


背面のカメラ部にはライトや着メロスピーカーもまとめられている


どうやら自分撮りは、このように行うようだ

 詳細は明かされていないため推測だが、閉じたまま横向きに持ってデジカメのように撮影できるようにするという意図だろう。SO505iSやP505iSのように、ヨコ撮り用の滑り止めも付いているほか、これまでなかった側面ボタンも設けられた。

 従来同様、QRコードの読み取りに対応しながら「マクロ切り替えスイッチ」は見あたらない。レンズ部に「2.0 MEGA PIXELS AF」と書いてあるように、オートフォーカス対応でマクロ切り替えも電気制御していると考えるのが自然だ。

 シャープ端末の特徴のひとつである液晶は、サイズなどのスペックはそのまま。ただし、ダイヤルキーから「3D」の文字が消えており、3D液晶ではなくなった模様だ。サブディスプレイは、従来のSTN液晶からTFT液晶にグレードアップされた(1.2型6万5536色)。

 細かな点では、赤外線ポートも位置が変更された。従来は液晶先端部に配置されていたが、今回はヒンジ部。画面を見ながらテレビリモコンとして使いやすくなった。また、サブディスプレイにテレビリモコンの操作画面が表示されているモックアップもあった。内蔵アプリかiアプリかは不明だが、閉じたままテレビリモコンとして利用できそうだ。


アンテナが内蔵されたことで、凹凸の少ないボディはまるで箱のよう。背面に三つ、側面に一つと、他機種に比べて閉じた状態で押せるボタンが多いのもSH505iSの特徴。それを活用して背面液晶を見ながら操作できる機能が増えそうだ。写真には、テレビのリモコン操作やメールの閲覧をサブディスプレイで行っている様子が映っている

 主なスペックは以下の通り。

機種名SH505iS
重さ115グラム
サイズ(幅×高さ×厚み)50×102×23ミリ
連続待受時間350時間
連続通話時間130分
メインディスプレイ2.4インチ26万2144色CGシリコン液晶
サブディスプレイ1.2インチ6万5536色TFT液晶
カメラ有効202万画素(記録200万画素)
外部メモリminiSDカード
ボディカラーブルー、ブラック、シルバー



関連記事
▼ 505iSシリーズ5機種発表〜D505iS発売は23日
年内に発売と目される、ドコモの505iSシリーズ5機種が発表された。PやNも含む全機種がメガピクセル以上のカメラを搭載し、SH505iSはAF付き202万画素カメラを載せた。P505iSは、折りたたみかつ横回転の独特なヒンジ機構を備える。

▼ 折りたたみと回転の融合〜「P505iS」
パナソニック初のメガピクセル携帯は、折りたたみかつ液晶が横回転する、新コンセプトのヒンジ形状を採用。カメラには“AF”の文字も踊り、505iSシリーズの中でも台風の目になりそうだ。

▼ ジョグダイヤルが円形に? 130万画素CCD搭載の「SO505iS」
ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズの「SO505iS」は、前モデルの液晶が回転するスタイルを踏襲したボディに円形のダイヤルが搭載されている。

▼ NEC初のメガピクセル端末〜「N505iS」
ついに「N」がメガピクセルカメラを搭載した。折りたたみボディの背面に、ごく自然な形で130万画素カメラをレイアウト。「N」らしいボディデザインに溶け込んでいる。

[斎藤健二, ITmedia]

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.



モバイルショップ

最新スペック搭載ゲームパソコン
高性能でゲームが快適なのは
ドスパラゲームパソコンガレリア!

最新CPU搭載パソコンはドスパラで!!
第3世代インテルCoreプロセッサー搭載PC ドスパラはスピード出荷でお届けします!!