半数を超えたアプリ対応端末〜ターゲットはどこに?iアプリやVアプリ、EZアプリといった、アプリに対応した端末は、全体の半数を超えた。しかし、同じキャリア向けでも登場時期によって仕様はまちまち。アプリ開発の際のターゲットはどこに置いたらいいのだろうか。
ドコモやボーダフォンの端末ライナップで、ハイエンドとエントリーを分けている機能は“アプリ”だ。2001年の「503iシリーズ」から携帯電話へのアプリ搭載が始まったが、2003年に入ってアプリ搭載機のアクセスシェア比率が5割を超えた(アクセスシェア=実際のサイトへアクセスしてきた端末の機種別シェア)。
フレックス・ファーム調査による大手一般サイトへのアクセスシェア(2003年7月) 各キャリアとも、毎年のようにアプリの仕様をアップグレードしており、携帯アプリ開発時にはターゲットをどこに向けるかが課題となる。
ドコモの場合、503iシリーズ向けの10Kバイトか504i/505iシリーズ向けの30Kバイトかが、ひとつ目の選択となる(504iでは100Kだったスクラッチパッドサイズが505iでは200Kバイトに拡大している)。アクセスシェアの約7割は既に30Kバイト対応となっている。 ボーダフォンのVアプリは、「J-0x」「V4xx」が対応する50Kアプリ、「J-5x」「V6xx」が対応する100Kアプリ、「J-53」が対応する256Kアプリの三つに分かれる。50Kアプリが未だ7割を占め、ハイエンドアプリへの移行はあまり進んでいない。「50Kアプリをターゲットにアプリを企画するのがベストと思われる」(フレックス・ファーム) auでは、BREW対応機のアクセスシェアが急速に伸びてきた。未だ4機種に過ぎないが、アクセスシェアは14%まで達している。「BREWとJavaでは互換性がない。今後BREWが増えていくので、どちらかに対応するか両方作成するか悩ましい」(フレックス・ファーム) なお、アプリ対応端末と非対応端末のアクセスシェア上位は以下のようになっている。
関連記事 まだまだ残るHDML対応端末〜消滅は2006年に 潮流としてはXHTMLに向かうが、まだまだ携帯各社のサイト記述言語の違いは大きい。特にほかと互換性の低いHDML(WAP1.xの記述言語)のアクセスシェアは、未だに1割近く残っている。 SSL対応機は既に79%〜サイト開発時に知っておきたいスペック サイト開発者にとって、携帯のWeb言語仕様と同じくらい重要なのが、SSL対応か否か、最適な画面文字数は、キャッシュサイズはどのあたりをターゲットにしたらいいのか、といった情報だ。 iアプリ端末、iモードの過半数に 約4000万を数えるiモード端末のうち、過半数がiアプリ対応端末となった。新機種の台数も、高い通信料金が期待できるiアプリ対応端末が増加している。 ボーダフォン、すべてのVアプリの仕様公開 これまで100Kバイトアプリのみだった一般アプリだが、50Kバイト/256Kバイトの仕様も公開されることで、全アプリ対応端末向けに一般アプリの開発・配布が可能になる。 関連リンク ケータイ・マイスタ フレックス・ファーム [斎藤健二, ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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