「メニューカスタマイズ」はキラーコンテンツになれるか「505iS」シリーズから共通機能として搭載される「メニューアイコンダウンロード」。目にすることが多いメインメニューを好みの絵柄にカスタマイズできるこの機能は、キラーコンテンツになれるだろうか。
ドコモの505iSシリーズで、共通機能として搭載された「メニューアイコンダウンロード」(10月21日の記事参照)。これまで内蔵されたものしか選べなかったメインメニューの絵柄を、自分で撮った写真やコンテンツプロバイダが用意したキャラクター画像に変更できる機能だ。 元になったのは、パナソニック モバイルコミュニケーションズ製端末「P504i」(2002年6月5日の記事参照)のカスタマイズ可能なランチャーアイコン。人気を博したことから同社のハイエンドモデル「P504iS」「P505i」に採用され、冬モデルではエントリー向けの「P252i」にも搭載された。P505iの「阪神タイガースモデル」にも、このカスタマイズが生かされている(10月2日の記事参照)。 メーカーサイト「P-SQUARE」には対応端末向けのメニューアイコンが用意され、ユーザーは無料でダウンロードできる。P505i向けサイトには16種類ものオリジナルメニューアイコンがラインアップされ、アイコンコンテストも行われるほどの盛り上がりだ。PC向けサイトには、アイコンの作り方を紹介するページもあり、miniSDスロット付き端末ならPCでアイコンを自作することもできる。 パナソニック モバイルコミュニケーションズ営業企画チームの高木美穂主任によると、メニューアイコンダウンロードは「P-SQUAREのダウンロードコンテンツの中でも、(ダウンロード数で)1、2位を争う人気」だといい、人気のほどが伺える。
そして機能が共通化された505iSシリーズの第一弾として登場した「D505iS」。メーカーサイト「My D-style」内にも、三菱端末のキャラクター犬「で〜すけ」のアイコンが用意され、ユーザーは無料でダウンロードできる。
また機能の共通化に伴い、ハドソン(記事参照)やイマジニア(関連記事参照)がメニューアイコンの配信を開始するなど、コンテンツプロバイダの参入も始まった。
パーソナルな性格が強い携帯電話では、自分好みのカスタマイズが好まれる傾向がある。着メロ、待ち受け画面など個人の好みを反映できるコンテンツはキラーコンテンツとして人気を博し、端末をディズニーキャラクターで埋め尽くす「ディズニーモード」もユーザーからの評判がいい。PCなどでも壁紙やアイコンをカスタマイズすると「自分のもの」として愛着が持てるようになると聞くから、携帯電話ならなおさらだろう。
メニューアイコンカスタマイズの共通化は、コンテンツプロバイダにとっても、コンテンツ拡販のチャンスになり得る。統一したテーマの着メロや待ち受け、メール送受信画面、メニューアイコンなどをセットで提供すれば、ユーザーは「ディズニーモード」とまではいかないまでも、かなりの部分を同じキャラクターの仕様にすることが可能だ。 どちらかといえば、252iシリーズなどの若いユーザー層にウケそうなこの機能。505iSを皮切りに、ほかのシリーズにも乗るようになれば、新しいキラーコンテンツとしての道が広がりそうだ。 関連記事 505iSシリーズ5機種発表〜D505iS発売は23日 年内に発売と目される、ドコモの505iSシリーズ5機種が発表された。PやNも含む全機種がメガピクセル以上のカメラを搭載し、SH505iSはAF付き202万画素カメラを載せた。P505iSは、折りたたみかつ横回転の独特なヒンジ機構を備える。 特集:505iSシリーズ登場 ドコモのハイエンド端末505iSシリーズ。“F”を除く5メーカーから、冬のラインアップが発表された。独特なヒンジ機構を持つ「P505iS」をはじめ、全機種がメガピクセル以上のカメラを搭載する。「SH505iS」と「D505iS」ではついに200万画素クラスに達した。 ハドソン、待ち受け画像サイトに505iS向け「メニューアイコン」を追加 イマジニア、505iS向けメニューアイコンの配信を開始 関連リンク 三菱電機D505iS [後藤祥子, ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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