Mobile:NEWS 2003年11月10日 07:35 PM 更新

FOMAで別の番号が着信表示される現象、料金の誤請求も

NTTドコモは、FOMAでの通話時に、別のユーザーの電話番号が通話相手に表示されてしまう現象が全国で2件確認されたと発表した。

 NTTドコモは11月10日、FOMAでの通話時に、別のユーザーの電話番号が通話相手に表示されてしまう現象が全国で2件確認されたと発表した。その際の通話料金は、表示された別の電話番号のユーザーに誤請求していた。同社は「特定の条件で発生する極めてまれな事象」と説明しており、設備の変更により現在は発生しないという。


 この現象は、FOMAユーザーの「Bさん」から「Xさん」に着信して通話していた時に、「Xさん」の端末上には無関係な「Aさん」の電話番号が表示され、さらにその際の通話料金が「Aさん」に課金されてしまうというもの=上掲図参照。

 同社によると同現象は、複数のFOMA基地局を束ねる交換局が統括する地域を(1)ユーザーがまたがって移動するタイミング、(2)通信を確立するために必要な交換機での契約者データの設定処理のタイミング、(3)そのユーザーに着信するタイミング、さらに(4)別のユーザーが当該地域に移動してくるタイミング──と4つのタイミングが重なりあった場合に発生しうる状態になる。その上で別のユーザーが発信すると同現象が起こる可能性がある、という。


 同社は「極めてまれな事象」だとしており、FOMA契約者数が100万突破時点で発生確率は1000万分の1以下、それ以前の50万契約時なら4000万分の1以下だとしている。10月17日に設備上の対処を行い、その後は同現象は発生していないとしている。またmovaでは同じ現象は起きないという。

 FOMAユーザーから「明らかに通信していないにもかかわらず心当たりのないユーザーから着信があった」といった連絡を受けた場合、同社で通信履歴と料金明細をチェック、同現象に該当すると確認できた場合は対象となる料金を返還するとしている。

関連リンク
▼ ニュースリリース
▼ NTTドコモ

[ITmedia]

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