使い勝手はいいが、カメラ画質はもうひと息〜東芝「A5501T」(1/2)「A5501T」は、au端末として2機種目となるメガピクセルカメラ搭載機。端末とテレビを付属のコンポジットケーブルでつなげば、撮った写真やムービーをテレビに出力できる。このカメラの画質はどんなものだろうか。
auからこの秋に発表された怒濤の新製品群のうち、最初に登場したのが東芝の「A5501T」(11月7日の記事参照)。auの東芝製品では初の、au全体でもカシオに次ぐ2番目のメガピクセルカメラ搭載ということで、ケータイ写真好きには気になるところである。 搭載しているのは有効画素100万画素CCDだ。レンズはヒンジ付近に付いており、その横に補助光用の白色LEDを二つ内蔵する。 出力画像サイズは1144×880ピクセルとちょっとあまり見ないサイズ。合計で100万6720ピクセル。なんとか100万を超えようという値といってよさそうだ。 A5501Tでは、閉じた状態からでも静止画やムービーの撮影ができる。矢印の付いたサイドボタンを押すとムービーか静止画かを選ぶ画面が現れ、背面液晶をファインダーにして写真を撮れる。特定のよくメールする相手を1人設定しておける「オンリーメール」を使えば、閉じたままフォトメールやムービーメールも送れる。
方向キーの左上にカメラボタン、右上にムービーボタンがあり、撮影機能はすぐに呼び出せる。フォトモードにしてから液晶部を閉じるとサブ液晶をファインダーにした自分撮りモードになる(サブメニューから「ファインダー切り替え」を実行しても可)。 撮影時のサイズは4パターン。フォトメール用の144×176ピクセル、壁紙用の240×320ピクセル(VGA)、そして最大画素数の1144×880ピクセル(メガ)。この「メガ」って呼び方がなんか楽しげだ。 VGA時とメガ時は横位置撮影用に表示が90度傾くのが特徴だ。別に横位置にしなくてもいいじゃん、とは思うが、カメラとして使うときは横位置が基本、という概念があるのだろう。ここでボタン一つで縦位置でも横位置でも撮れるようになってると面白いのだが、まだそういう発想はなかったようだ。横位置時はサイドにあるボタンもシャッターとして使える。
撮影時は液晶モニタの四辺が各種情報表示欄となり、撮影モードなどが表示されるが、シャッターを押した後に出るプレビューはフルスクリーンになる。 撮影機能は必要最低限のみというシンプルさ。カメラ設定でセットできるのも、特殊効果・シャッター音・フォト画質の三種だけ。特殊効果はセピアと白黒とネガポジ反転の三つ、画質もファイン、ノーマル、メールの三つだ。 この画質の「メールモード」はなかなかいいアイデア。メガ時はファインにするとファイルサイズが軽く100Kバイトを越えるが、それではメール添付できない(最大100Kバイトまでだから)。でもメールモードにしておけば(圧縮率が上がるので画質は落ちるが)100Kバイトに収まるのでメールできる。VGA時でもメールモードという画質は選べるが、VGAならファインでも100Kバイトを越えることはまずないので、気にせずファインで撮れる。 メガモードでファインの場合、シャッターを押して2秒ちょっとで「保存」画面になり、保存後約4秒で次の撮影が可能になる。早くはないが、このくらいならイライラしないで撮影できそうだ。 優れているのは撮影結果が100Kバイト以下の時、保存ダイアログが出た時点でメール添付できること。撮影して保存してメール添付、という手間がないのだ。メール添付したものは自動的に保存される。ただこの場合、保存先が自動的に本体内メモリになるので注意(11月7日の記事参照)。 [荻窪圭, ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. 前のページ | 1/2 | 次のページ モバイルショップ
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