Mobile:NEWS 2003年11月19日 09:50 PM 更新

ケータイカメラ画質研究ラボ
AFの利便性が光る「P505iS」(1/3)

メインディスプレイがさまざまな位置に変化するギミックだけでなく、ケータイカメラ初となるオートフォーカス(AF)がP505iSのポイント。普通ならマクロモードに切り替えなくてはならないシーンも、フルオートでOKだ。

 実に面白い。「P505iS」は面白すぎてどこから手をつけたらいいか分からないくらい面白い端末である。液晶モニタが右に回転したり左には回転しなかったり、左に回転したと思ったら右には回転しなかったり、裏返ったり表になったり、時には開いたり閉じたり(これは当たり前か)する。

 でもおおむねカメラとして使うときは三つのパターンになる。

レンズが中央部に大きくあってアクセントになっているデザインが面白い。レンズ回りのタイヤのような黒い部分はゴムで机の上などに置いたときレンズを傷つけないようになっている

 ひとつは液晶モニタを裏返した状態で横向きで使うもの。この場合は側面にあるシャッターボタンを使う。いわば「デジカメスタイル」である。

 もうひとつは普通にモニタを開いた状態でカメラを向こうに向けて使う。いうなれば「カメラ付きケータイスタイル」だろう。

 3番目は液晶モニタを開いた状態で裏返して使う。「自分撮りスタイル」である。2番目と3番目はモニタが裏返っているかどうかの違いだけで、同じだ。


縦位置で撮るときの図。構図はフルスクリーンで写り、モニタにはデジタルズーム、解像度(SXGA)、画質(SFINE)、ホワイトバランス、AFの状態、記録先などがアイコン表示されている。このAF部分を見ながらピントが合ったのを確認して撮ればいい。ピントが合ったかどうかは色が変わって合図してくれる。デジカメスタイルで撮るときも画面は縦位置のまま

 ほかにも90度だけ開いて真横を撮ることもできるが、それは考えないで、デジカメモードとカメラ付ケータイモードについてのみ見ていくことにする。

AF付128万画素カメラを使う

 P505iSには、1/3.6インチサイズの128万画素CCDが使われている。いわゆる130万画素CCDと思っていい。得られる解像度も960×1280ピクセルと130万画素カメラと同じだ。

 そしてなんといっても注目すべきは、オートフォーカス(AF)機能が付いていること。それに伴って少々ややこしい作業が必要になる。

 まず「メールボタン」を押す。するとAF機構が働く。AFアイコンが紫になるとAF機構動作中で、それが緑の○になるとAF完了。赤い×がつくとAF失敗。失敗したときはちょっと角度を変えたりしてやり直すとうまくいったりする。いったん決定したAFは15秒間ロックされるので、その間に中央の◎ボタンでシャッターを押せばOKというわけだ。いつもの調子でAF決定をせずに◎ボタンを押すとピンボケ写真になったりするので注意だ。

 これをうまく使えば、円形から近接距離(5センチ)までピントが合う。フォーカス設定で「接写」か「遠景」にしておけば失敗は少なくなるしAFにかかる時間も節約できるが、普段は「オート」にしておくのがいいだろう。


ピント合わせは◎ボタンの左下にあるメールボタンで行う。そのほかショートカットがたくさんあるのでオンラインヘルプで確認しながら覚えていくのがいいだろう

[荻窪圭, ITmedia]

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