Mobile:NEWS 2003年12月1日 04:28 PM 更新

バーチャルよりリアルの利用が多い〜KDDI、Kei-Creditの結果発表

KDDIの、携帯を使ったクレジット決裁サービス「Kei-Credit」のトライアル結果がまとまった。オンラインショッピングなどのバーチャル決済よりも、リアル店舗での利用のほうが、頻度、金額共に大きかった。KDDIは2004年度中に実用化を目指す。

 KDDIは12月1日、携帯電話を使ったクレジット決済サービス「Kei-Credit」のトライアル結果を発表した。新開発の多目的UIMカードにクレジットカード情報を搭載、Web上でのバーチャルショッピングが行えるほか、赤外線通信を使ってリアル店舗でも決済が行える。

 約5カ月間のトライアル期間中、約2300人によるトータルの利用実績は約1900回、900万円。利用は大きくバーチャルとリアルに分かれるが、決済回数、金額ともにリアルがバーチャルを上回る結果となった。


利用頻度。「リアルのほうが繰り返し利用する率が高く、継続利用につながっている」(KDDI)

 購入された商品のジャンルは、バーチャルがCD・ビデオ・DVD、書籍・雑誌、食料品・酒・飲料で8割を占めた。リアル店舗では、衣料品やレストラン、飲食を中心に幅広いジャンルでの利用があった。


 利用者からは、「携帯であれば思いついたときにすぐに利用できてよい」「通常のプラスティックカードよりもカジュアルな形で使える」といったコメントがあった。

 KDDIでは2004年度中の商用化を目指して開発を進めている。



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▼ KDDI ニュースリリース

[斎藤健二, ITmedia]

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