Microsoftのオープン性に疑問〜立川社長FOMA向けOSの候補としてSymbianとLinuxを挙げた。「Symbianでなくてはならないとは思っていない。Linuxでもいい」(立川氏)。
NTTドコモの立川敬二社長は12月4日の会見で、FOMA向けOSについて「ドコモが推奨したいのはSymbianとLinux。Microsoft(の携帯向けOS)はオープン性が担保できない」と話した。 現在の携帯電話は、OSにTRONなど組み込み向けリアルタイムOSをカスタマイズして使っているが、「3Gではこれを統一したほうがいいだろう」(立川氏)というのがドコモの考え。 立川氏は統一OSの候補として、Symbian、Linux、MicrosoftのOSを挙げたが、「一本化は無理だろうと思っている。ただし、あまりバラバラなのも問題」。 「Symbianでなくてはならないとは思っていない。Linuxでもいい」(立川氏) ドコモは既にSymbianとLinuxについてFOMA搭載時の仕様を確定した(12月3日の記事参照)。Symbian OSについては富士通が現行のFOMAに採用しているほか(12月10日の記事参照)、NECが「3G向けに以前からLinux携帯を検討している」(NEC)。
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