遡って後から割引〜auパケ割の裏技パケ代が心配だから、パケット割やミドルパックに加入しておく……必要は実はない。使いすぎたな、と思ってからでも、auの場合、遡ってパケット割引オプションの適用が行える。予想外に使いすぎたときの緊急対処法としても最適だ。
A君はauのヘビーユーザーだ。着うたやムービーも山のようにダウンロードするし、VGAサイズの画像を添付したメールも送りまくる。さぞかしパケ代がかかると思うのだが、A君に聞くと、「今、パケット割もミドルパックもスーパーパックも入っていないよ」というのだ。 来月の請求は怖ろしいことになるだろうと思ったら、「月末になったらパケット割かミドルパックに入るから問題ない」とA君。いったいこれはどういうことだろうか?
携帯電話のパケット代の高さに毎月苦しんでいるユーザーはさぞかし多いことだろう。そうしたユーザーのために、各社はパケットの割引オプションを用意している。
こうしたオプションの問題は、「入っても、それだけ使うかどうか分からない」ということだろう。もしかしてパケ代が大変なことになるかもしれない……という保険のためにミドルパックに入っているユーザーも多いと思う。 実はauの各パケット割引オプションは、当月適用が可能だ。つまり「今月は使いすぎたな」と思ったら、あとからパケット割やミドルパックに加入することで、その月の頭まで遡って割引が利く。いざというときの緊急避難方法として使えるわけだ。 例えばこうだ。割引オプションなしのWINユーザーB君は、12月25日になって驚いた。auのWebページで、12月のパケット料金を調べたところ、2万円を超えていたのだ。そこで、慌てずに「157」に電話し、定額プランのEZフラットを「当月適用」してもらった。すると、これまで使ったはずの2万円の請求はなくなり、EZフラットの4200円だけで済んでしまった。 パケット料金の割引については、他社に先駆けてさまざまな方法を用意してきたau。割引の適用についても、さすが、ユーザーの立場に立った先進的な方法を用意しているわけだ。
auの場合、「月の途中でパケット料金を確認し、割引オプションを付けたほうがお得なようなら遡って適用」が可能だということが分かった。しかし、これにはいくつか注意点もある。 まず、現在パケット割引オプションに加入していると「当月適用」は不可能だということ。「パケット割」に入っているユーザーが、今月は使いすぎたから「ミドルパックを当月適用」することではできない。 もう一つはパケット割引オプションの廃止(解約)は翌月扱いだということだ。つまり、12月に申し込むと1月も自動的に適用になってしまい、1月になってから廃止しても1月もオプション料金がかかってしまう。 これらを避けるうまいスキームも実はある。 月末、例えば12月29日に(必要であれば)パケット割引オプションを当月適用で加入する。続いて12月30日に廃止する。すると、12月分はパケット割引オプションが適用され、1月はまた割引なしの契約になる。1月になって、また使いすぎているようなら、再び最適なパケット割引オプションに入ればいい。 加入した当日の廃止申し込みは、キャンセル扱いになってしまうため、翌日に廃止するのがポイントだ。 毎月月末になったらEZwebかauのWebページで、パケット料金をチェック。使いすぎているようなら、パケット割引オプションに「当月適用」で加入する。翌日、オプションを廃止する(実際に廃止されるのは翌月)。これを毎月繰り返せば、必要なときだけ割引オプションを使えることになる。実にお得だ。 なお、割引オプションの申し込みはEZwebや電話「157」、auショップなどで行える。機械応答の場合、申し込み完了に数日かかるので、月末まで日数がギリギリの場合は157のオペレータに直接申し込んだほうがいい。
関連記事 KDDIの「パケ割」全国が対象に。利用者は約11万人 2003年1月に沖縄地区でもシステム統合が完了するのにあたり、「パケ割」の適用が始まる。KDDIでは、現在約11万人の「パケ割」加入者を、来年3月には140万人まで増加させる目標を掲げている パケ代を最大8割引き〜ボーダフォンの「ハッピーパケット」 ボーダフォンは12月1日から、PDCのパケット対応端末向け割引オプション「ボーダフォンハッピーパケット」を提供する。月額2950円で、パケット通信料が8割引になる。 EV-DOは4200円定額制〜11月28日全国一斉開始 “ケータイ版ADSL”──。KDDIは高速データ通信サービス「CDMA 1x WIN」を発表。通信方式「EV-DO」を使い、下り最大2.4Mbpsの通信速度を月額4200円の定額で提供する。定額制を生かしたテレビ型のコンテンツ「EZチャンネル」もスタートする。 FOMAでパケット料金は安くなったのか? これまで一律だったiモードのパケット料金に、さまざまなプランが用意されたのもFOMAの特徴。これらのデータ通信プランをどう考えたらいいのだろうか。 関連リンク au オンラインカスタマーサービス au 料金・割引 [斎藤健二, ITmedia] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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