使い勝手も進化したWIN端末〜「W11H」(2/2)ページスクロールもサポートする。メール表示時にはメールキー、EZキーと側面の上下キーがページスクロールキーとなり、1画面単位での素早いスクロールが可能だ。メールの文面にURLやメールアドレスがある場合には、これらへのフォーカス移動が優先される。EZWeb@mailの場合最大5000文字ものメールが受信できるので、ページスクロールは必須の機能だ。 外部メモリであるminiSDへのコピーもサポートされた。本体メモリからminiSDへの一方通行だが、添付ファイルもminiSD上のデータフォルダにコピーされる。miniSD上にも10のフォルダが用意され、1件、選択した複数、フォルダ全体を任意のフォルダにコピー可能 miniSDにコピーされたメールも、SDカードメニューから本体メモリ内のメール同様に閲覧することができ、返信も行える。添付された動画や静止画などにも同様にアクセス可能だ。バックアップはもちろん、静止画、動画の添付されたメールを大量に受信するユーザーがどんどんminiSDにメールを移動させても、不便なことはないだろう。
非公式ながら、コピーしたメールはPCなどで閲覧することもできる。コピーしたメールは“vMessage”形式のテキストファイルで、1メールが1ファイルになり、添付ファイルは別フォルダに保存されている。 Eメールに関しては際立った機能はないものの、QVGAディスプレイは生かされている。残念な点があるとすれば、1)振り分け条件がメールアドレスのみで、メーリングリストでの自動振り分けが困難 2)電話帳と連動して受信したメールから電話をかけるといった機能が欠けている──というニ点。Eメールも定額利用が可能なだけに、振り分け機能の強化は、ぜひ次モデルでの課題としてほしい。 EZwebでもフォントサイズはEメールと同じ三段階で、QVGAディスプレイを生かした情報量が得られる。側面の上下キーでページスクロールも可能だ。Eメールと異なりメール/EZwebキーではページスクロールは行えないが、これはEZwebキーに機能が割り当てられているからだ。
気になるのは、画像の読み込み中にスクロール動作が無視されてしまうことだ。製品固有の問題というよりはブラウザソフトの問題だとは思うが、こういった点ではやはりiモード端末のほうが軽快感を感じる。画像の表示を待たずにリンクをどんどんクリックする──といった場合にはストレスを感じる人もいるだろう。
アドレス帳の呼び出しは、アドレス帳キー(左ソフトキー)のみとなったが、即座に一覧が表示され特に不便ということはない。同じ数字キーを連続して押すと“か”の先頭、“き”の先頭を表示する、といった機能はないが、メール/EZwebキーで素早くページスクロールできるため、検索性は悪くはない。 待ち受け画面からは、長押しでのショートカットにも対応しており、これを利用したほうが楽だ。[0]〜[9]キーが「あ」〜「わ」行の先頭、[*]キーが英数字の先頭、[#]キーがかな英数字以外の先頭に割り当てられている。
発着信履歴はサムネイル付きの一覧が可能になったほか、発信頻度順の一覧も可能になった。よく発信する相手をアドレス帳で0〜9に登録して、“数字+発話で電話をかける”という使い方もできるが、アドレス帳の登録を気にする必要や登録番号を覚えておく必要もある。発信頻度順の一覧は意外と便利な機能だ。
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