レビュー

2年ぶりのタフネススマホ「TORQUE G04」は何が変わった? 実機をチェック(1/2 ページ)

auのタフネススマートフォン「TORQUE G04」が8月下旬に発売される。2年ぶりの新モデルは堅牢(けんろう)製やカメラ性能が強化される。5月13日の発表会で触れた実機を写真とともにレポートする。

 KDDIは京セラ製スマートフォン「TORQUE G04」を8月下旬以降に発売する。本機は2017年6月に発売された「TORQUE G03」の後継機。2年ぶりの新モデルは堅牢(けんろう)製やカメラ性能が強化される。

従来機よりもひと回り大きく

 TORQUE G04は、約5.0型のフルHDディスプレイを搭載。タフネスさをウリにしたシリーズゆえ、堅牢性の高い太リムとコーナーバンパーが四隅を囲む。強化ガラス「Dragontrail X」と、耐擦傷性のあるアクリルスクリーンを組み合わせる「ハイブリッドシールド構造」は従来機を踏襲している。


「TORQUE G04」。カラーはブルー、レッド、ブラック

 G04のサイズは約73(幅)×150(高さ)×13.4(奥行き※最厚部17.4)mm。前モデル「TORQUE G03」の4.6型、約71(幅)×145(高さ)×13.6(奥行き※最厚部16.9)mmと比べて一回り大きい。

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 なお、重量も約198gから約203g(暫定値)へと増えているが、手に持った印象はむしろG03よりもG04の方が軽やかだ。これは恐らくフレーム部の形状が変わり、上下の重量のバランスが均等になったためだろう。


「TORQUE G03」(左)と「TORQUE G04」(右)。下部にしかなかったネジが上側にもある

「TORQUE G03」(左)と「TORQUE G04」(右)。両機とも背面にはメインカメラとワイドカメラの2つを備えるが、G04では縦並びに変わり、画素数はメイン2400万、ワイド800万になった

 デザインは全体的に改良が加えられている。例えば、端末側面にあるカメラボタンは深くグリップした状態で扱いやすい形状、位置になっている。ストラップホールが2個に増えて向きを選べるようにも変わった。

 右側面にあるアクセサリー固定用の窪み(オプション取り付け口)は、従来は下部のみにあったが、上部にも同様のものが配置された。ただし、端末上下で厚みが異なるため、将来的に上側に装着するための専用アクセサリーを検討中とのこと。


右側面右側面には紋センサーを兼ねた電源キーがあり、キーガードと呼ばれる突起が保護する。横持ちで使いやすいカメラキーは、位置がやや中央よりになり、形状も丸から四角に変わった。オプション取り付け口は上下2つに

従来機と同じく、電源キーに指紋センサーを搭載している

左側面には、ボリュームキー、各種ショートカットに使えるダイレクトボタン、ストラップホールを配置。ストラップホールは上下に2個付いたことで、装着の向きを選べるようになった

G03のダイレクトボタンの表面には凹凸があったが、G04では滑らかだ

下部側面には、USB Type-C端子を備え、カバーで保護されている。このカバーはオプションとして購入して交換することも可能

上部側面には「QUALCOMM 3G/4G」の刻印

付属の工具を用いてパーツを取り外せるのは従来機同様。スピーカー部を保護する正面カバーと背面カバー、そしてバッテリーパックが着脱可能

カラビナ付きの「ハードホルダー」を装着できる

 ステレオスピーカーをディスプレイ両端に配置したこともポイント。100dB(3kHz)の大音量で、アウトドアシーンでも聞き取りやすく再生できる。また、他のスマートフォンを接続してBluetoothスピーカー風に使用できる「みんスピ」機能も実装しており、アウトドアシーンでのエンタメ用途でも活躍が期待できる。


ステレオスピーカーを搭載

TORQUE G04がポータブルBluetoothスピーカー代わりになる「みんスピ」機能
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