文字に装飾を施したり画像をつけたりしてカラフルなメールを送れる「デコメール」も900iシリーズ特有の機能(1月28日の記事参照)。900iシリーズ以外の端末ではどのように見えるのかを試したのが次の画像だ。
P505iSでは完全にテキストのみの表示。F2102Vは、文字の装飾は反映されず、GIF画像とテキストが分かれた形で表示された。
次にPC宛てに送ってみる。受信側のメールソフトはHTML表示に設定したOutlook Expressだ。
なお、F900iでのデコメール作成は、インタフェースが工夫されているせいか、比較的分かりやすい。通常のメール作成画面でメールキーを押せば、デコレーションアイテムを選べるようになる。文字を何色にするのか、どのように動かすのかを設定して文字を入力すればいい。文字を入力した後に、飾りたい部分を選択して文字を飾ることもできる。しかし、どうやっても煩わしい作業になってしまうことは否めない印象だ。
F900iでは、4つのソフトキーの機能が画面上に表示されるようになり、メニューをたどることなくさまざまな機能に素早くアクセスできる。カメラの利用時にもこの機能が役に立つ。
カメラも直感的なインタフェースに変わっている。左右キーでズームや明るさ、ライトのオン/オフ、サイズ変更といった10の機能にアクセスでき、上下キーでそれぞれの値を設定する仕組みだ。これに4つのソフトキーのメニューが加わって、ほとんどの操作を左右キーとソフトキーで行えるようになっている。
QVGA画面撮影時のフレーム選択などではちょっと動作がもたつくが、いちいちメニューから選ぶよりは面倒がなくて便利だ。
富士通のメーカーサイト「@Fケータイ応援団」には、発売と同時に、新機能を楽しむためのアイテムが用意されている。6種類の着モーション、リカちゃんとパグ犬のキャラ電、4カテゴリーのデコメール素材だ。
気をつけたいのは、いくらFOMAのパケ代が安くなったからといっても、その分データ容量も増えているということだ。300Kバイトの着モーションをダウンロードするのにかかるパケ代は、パケットパックなしだと503円〜504円かかるし(パケットパック40で125円〜126円)、100KバイトFlashもパケットパックなしだと168円〜169円かかる(パケットパック40で42円〜43円)。
ちりも積もればパケ死につながるのは、読者のみなさんもご存知の通り。その点に注意しながら(隠し機能も含め)900iシリーズの新機能を楽しんでほしい。
なおF900iの詳細なレビューは、近日中にお届けする予定だ。
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