次はあずまやを作例を見てみよう。
こちらもちょっと画角が狭いのは気になるが、色は悪くない。青空も桜のピンクも緑もちゃんと色が出ているが(偽色には目をつぶるとして)、ディテールがつぶれていて解像感がない。31万画素でVGA解像度はギリギリの線ではあるが、もうちょっとがんばってほしかったかと思う。
次はチューリップだ。
赤が浮いて見えるが、チューリップらしくきれいに出ている。ただ輝度差が大きなところではやはりエッジ処理がうまくいってないのが分かる。
次は屋内の作例だ。まずは蛍光灯下から見ていこう。INFOBARで撮ったもの(撮影日や構図がじゃっかん異なるが、照明条件は同じ)も用意した。
蛍光灯の色がきれいに補正されていて、見事ではあるが、ディテールの描写力やコントラストではINFOBARに負けてしまったのが、少々残念だ。特に輝度差が大きなエッジでの破綻が気になる。
続いて白熱灯下での撮影。
これはなかなかきれいに色が出ていて好感が持てる。特に色には不満はない。気になるのはディテールの処理だけだ。
次はロウソク灯下で撮影したものを並べてみよう。
通常モードでは増感によるノイズのみならず、黒にしまりがなくて浮いており、暗部では色が消えかけている。CCD搭載機としては残念な出来だ。フラッシュモードはこの距離(約30センチ)では光が強かったようだ。ライトモードだといい感じで照らされている。夜景モードにするとスローシャッターになると同時にホワイトバランスが太陽光に固定されたと思われる写りになった。
次は特殊効果モードの例だ。
デッサンは輪郭抽出だと思えばいい。油絵調はエンボス+ソラリゼーションという感じだ。
最後はおまけで撮ったネコだ。
一応フラッシュが自動発光している。ディテールがしっかりしてない分、ふわっとした感じに写っている。
A5405SAは、VGAカメラではあるが、いくら31万画素CCDとはいえ一世代前のカメラ付きケータイレベル画質だったのがとても残念。カメラがウリの端末ではないが、この時期に出すのならもう少しがんばるべきだったと思う。VGAどまりの30〜34万画素カメラでも、もっと高画質なものはあるのだ。
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