“本気のWIN”3端末を比較する

» 2004年07月12日 19時28分 公開
[後藤祥子,ITmedia]

 ユーザー待望の「BREW+WIN」端末が、ついに登場した(7月12日の記事参照)。それぞれに個性的な「W21SA」(7月12日の記事参照)「W21S」「W21K」(7月12日の記事参照)の3機種について、違いを見ていこう。

 左からW21K、W21SA、W21S

外部メモリカードとGPSに差

 やはり気になるのは、“どの機能がどの端末で使えるか”という点だ。

 いずれの端末でも利用できるのは、大容量化されたBREWアプリ(7月12日の記事参照)、S/M/Lサイズ対応のEZムービーとムービーメール、着うた、Flash(7月12日の記事参照)、EZチャンネルなど。W21S(7月12日の記事参照)は、着うたのステレオ再生が可能だ。着うたは外部メモリへの保存が可能になったが(7月12日の記事参照)、W21Kは外部メモリを備えていないため、この機能は利用できない。

 外部メモリはW21SがメモリースティックPro Duo、W21SAがminiSDメモリカードに対応。メモリカードは付属しないので、必要な人は別途購入することになる。メーカーがサポートするのはminiSDが128Mバイト、メモリースティックPro Duoが512Mバイトまでだ。

 マンナビ機能のEZナビウォーク(7月12日の記事参照)が使えるのは、W21SとW21SA。いずれも電子コンパスが搭載され、進む方向が常に画面の上に表示されるなど使いやすい。

 QRコード読み取りにも対応しているので、“カメラで読み取れば即、道案内”といった使い方ができる(6月9日の記事参照)。パンフォーカスカメラのW21Sは、マクロ切り替えスイッチを使ってQRコードの読み取りを行う。

端末名 W21SA W21S W21K
EZナビウォーク ×
QRコード読み取り ×
電子コンパス ×
外部メモリ miniSD メモリースティックPro Duo ×
着うた ○(ステレオ対応)
大容量BREW

200万画素CCD+AFフルスペックのW21SA

 カメラは3端末ともメガピクセルカメラを装備。W21SAは、オートフォーカス機構付きの200万画素CCD、W21Sは130万画素CCD、W21Kは131万画素CMOSカメラを搭載している。W21SAとW21Sは、QVGAサイズ/15fpsの動画撮影にも対応した。

端末名 W21SA W21S W21K
カメラ 200万画素CCD(AF付き) 130万画素CCD 131万画素CMOS
最大撮影サイズ(静止画) 1600×1200 1280×960 1280×960
最大撮影サイズ(動画) QVGA QVGA 176×144

 撮った後を生かすユニークな機能が備えられているのがW21SA。付属のケーブルを使ってテレビと端末をつなげば、撮った画像やムービーをテレビの大画面で閲覧可能。また「PictBridge」にも対応しているので、別売りの「USBケーブルWIN」で(数千円程度になる見込み)、端末とPictBridge対応プリンタをつなげば、PCレスでのプリントが可能だ。また、カメラで読み取った英文字をテキスト化して辞書検索できる機能も用意される。

 W21Sにはシーンに合わせてモードを選ぶと、最適なカメラ設定になる「シーンセレクション」や手ぶれ防止機能を装備。W21Kは、撮った顔写真を加工して遊べる「顔変形モード」が搭載された。

データフォルダの容量は

 トータルのデータフォルダ容量は、W21SAとW21Sが20Mバイト、W21Kが15Mバイト。BREWのデータフォルダはいずれも3Mバイトだ。

 メールの送受信BOX容量はSAが最も多く、Eメール送信BOX容量が192Kバイト、Eメール受信BOX容量が512Kバイトだ。

端末名 W21SA W21S W21K
データフォルダ容量 20Mバイト 20Mバイト 15Mバイト
BREWデータフォルダ容量 3Mバイト 3Mバイト 3Mバイト
Eメール送信BOX容量 192Kバイト 128Kバイト 100Kバイト
Eメール受信BOX容量 512Kバイト 512Kバイト 250Kバイト

ボディデザインと大きさ

 ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製のW21Sと京セラ製のW21Kは、折りたたみ型ボディだが、三洋電機製のW21SAは、2軸回転式ボディを採用。2.4インチの大きなメイン液晶を見ながらEZナビウォークや着ムービーを使えるのが特徴だ。

 3機種のうち、最も重いのは139グラムのW21SA。133グラムのW21S、115グラムのW21Kと続く。

端末名 W21SA W21S W21K
サイズ(ミリ) 50×102×25 50×105×26 49×98×25
重さ(グラム) 139グラム 133グラム 115グラム

 ボディカラーは、いずれもそれほど驚くような色は出てきていない。ホワイト、シルバー、ブラック、ブルー、ピンク、レッドといった比較的スタンダードな色がラインアップされた。

 W21S。左からEnergy Red、Healing Silver、Future White


 W21SA。左からZero White、Custom Black、Solid Mint


 W21K。左からMerry Pink、Amazing Blue、Recent Silver


端末名 W21SA W21S W21K
ボディカラー1 Zero White Future White Amazing Blue
ボディカラー2 Custom Black Healing Silver Recent Silver
ボディカラー3 Solid Mint Energy Red Merry Pink

ITmediaでは、この記事では書けないP901iS・ドコモ端末の“隠れ情報”をモバイルサイト「ITmedia(ケータイ版)」にて掲載予定です。たとえば……

  • P901iSのワンプッシュオープンボタン、なぜ光らない?
  • 顔認証技術を活かしたアプリの隠れた楽しみ方
  • あの人とのメールは、こうして読み返す
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