ボーダフォンは8月16日、新社長の発表を行った。突然辞任したダリル・E・グリーン氏に代わり、ボーダフォンの舵を取るのは、元ドコモの津田志郎氏(8月16日の記事参照)。
津田氏はドコモで技術畑を歩んできた人物で、FOMA立ち上げにも貢献した。立川前社長が退任するに当たり、新社長候補として名前が挙がったが(4月8日の記事参照)、結局ドコモ子会社社長に就任した経緯がある。2Gから3Gへの切り替えを進めるボーダフォンは7月に契約者数が純減を記録するなど厳しい時期。津田氏は「(ボーダフォンの現状は)いくつかの施策で改善を図れる」ものであり、「その中で私が貢献できる点もある」と話した。
FOMAハイエンド端末900iに不具合が絶えない。これまで「P900i」「F900i」「N900i」が2度のバグを出したほか「SH900i」もソフトウェア不具合を出している。
そんな中、「D900i」にもソフトウェアのバグが見つかった(8月17日の記事参照)。なおドコモは2003年秋投入の機種から、ソフトウェアをネット経由で修正できる「ソフトウェア更新」機能を組み込んでいる(2003年9月19日の記事参照)。この機能により、D900iも回収などを行わずにユーザーが操作で不具合を修正できる。
アステル東京を運営する鷹山は、12月からアステルグループとのローミングを終了することを明かした(8月17日の記事参照)。アステル東京のエリア外では、DDIポケット網を借り受ける(ローミング)ことで全国利用を可能とする。
アステルグループは壊滅状態だ。アステル各社がサービスを終了、または終了を前提に新規受付を停止しており、既に“グループ”は実質消滅しているともいえる。サービス継続意向のあるアステル東京とアステル沖縄は、DDIポケットとの連携を深め、生き残りを模索している。アステル沖縄はDDIポケットの端末・基地局・システムを使う予定で、実質的にDDIポケットのサービスが提供されることになる(7月26日の記事参照)。
電子情報技術産業協会(JEITA)が発表した6月度の携帯電話出荷台数は、携帯出荷台数の落ち着きを示すものだった(8月18日の記事参照)。
対前年比で見ると6カ月連続でマイナス。ただし、月間出荷量の1つの目安である400万台は上回った。カメラ付き携帯電話による高需要で、大幅に出荷量を伸ばした2003年と比べると、落ち着いて推移している。
PHSは対前年比で50%を割り込むなど、需要低下が著しい。
現在のところ、特に発表は予定されていない。
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