基本料金(年間契約1年目) | 無料通信分(パケット) | 無料通信分(データ量) | パケット単価 | 無料通信分超過後1Mバイトあたり料金 | 200万パケット利用時の料金 | |
VGS・データバリューパックスーパー | 9010円 | 2,000,000 | 244.1Mバイト | 0.015円 | 122.9円 | 9010円 |
VGS・データバリューパックレギュラー | 4930円 | 320,000 | 39.1Mバイト | 0.025円 | 204.8円 | 46930円 |
FOMA・データプラン22+パケットパック30 | 4980円 | 60,000 | 7.3Mバイト | 0.050円 | 409.6円 | 101980円 |
FOMA・データプラン22+パケットパック60 | 7980円 | 300,000 | 36.6Mバイト | 0.020円 | 163.8円 | 41980円 |
WINシングル+パケット割りWINミドル | 5500円 | 160,000 | 19.5Mバイト | 0.025円 | 204.8円 | 51500円 |
WINシングル+パケット割りWINスーパー | 9000円 | 500,000 | 61.0Mバイト | 0.015円 | 122.9円 | 31500円 |
FOMAの場合、継続利用期間が長かったり。ファミリー割引を適用するとさらに基本料金は下がる。しかしこれは「データプラン22」の2200円(税抜き)分にしか適用されないから、表から最大660円しか安くならない。
これに対して「データバリューパック」では2年割引でスーパーが7950円(2650円割引)、レギュラーが4350円(1450円割引)までで安くなる。1年割引と2年割引はそれぞれ解除料4000円/1万円が必要だが、割引率が大きいので2年割引でもスーパーなら4カ月、レギュラーなら7カ月最低利用すれば契約解除しても損はしない計算だ。すぐ解約することが前提の人を除けば年間契約のメリットが大きいのも1つの特徴だ。
VC701SIを1週間ほど筆者のいつもの行動圏内で利用してみた。東京23区内と川崎市中心なので比較的電波状況の良い都市部ということになるが、ファミリーレストランやカフェの奥まった席、FOMAやCDMA 1X、AirH"でも電波状態の悪い場所などでも意図して利用してみたが、少なくともインターネットに接続できないという場所はほとんどなかった。唯一、大森駅の商店街にあるカフェの奥の席では接続できなかったが、ここはAirH"もFOMAもほとんどつながらない場所だ。
残念ながら筆者には地方部での利用エリアまで確認はできない。ただしユーティリティでアンテナバーが0本や1本といった状況でもほとんどストレスなく利用できたし、付属の外部アンテナを利用することでスループットが大きく改善された場所もあった。外部アンテナはそれほど嵩張らないので可能な限り一緒に携帯して損はないだろう。
インターネット利用は極めて快適だった。速度計測サイトでは電波状況が良好であればほぼ200Kbps前後の受信速度が得られていたし、アンテナバーが0〜1本でも100Kbps近くは出るようだ。筆者は無線スポットもよく利用しているが、Webの閲覧やメール送受信といった使い方であれば無線スポット利用時とさほど変わらない感覚で利用できた。
PDAでの利用もユーティリティが準備されているPocket PC2002(iPaq H3630)に加え、Linux Zaurus(SL-C760)でもドライバレスで問題なく利用できた。基本的には標準的なシリアルデバイスとして認識されるので、CFスロットを備えたPDAならば動作すると思ってよさそうだ。
さすがに完全定額料金ではないので、全く料金を気にせずにインターネットを利用するというわけにはいかない。この点では完全定額のAirH"や@FreeDに分があるだろう。しかし快適さは確実に上回っており、3Gのデータ通信サービスでは最もリーズナブルだ。
特に「データバリューパックスーパー」の無料通信分のデータ送受信量約244Mバイトは、毎日ヘビーにモバイルでインターネットを利用するといった人を除けばかなり使いでがあるはず。モバイルでの快適なインターネット接続を求めるならば検討する価値は大いにあるだろう。
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