カメラで撮って魔法を入手〜スクエニの「BEFORE CRISIS -FINAL FANTASY VII-」mobidec 2004

» 2004年08月26日 19時00分 公開
[後藤祥子,ITmedia]

 スクウェア・エニックスが、FOMA向けに開発するネットワークアクションRPG iアプリ「BEFORE CRISIS -FINAL FANTASY VII-」(7月1日の記事参照)。モバイル事業部長の洞正浩氏がmobidec 2004の講演で、8月31日からβテストが始まるこのソフトの概要を明らかにした。

 「BEFORE CRISIS」は、“携帯ならではの仕組み”を取り入れたのがウリ(7月1日の記事参照)。ゲーム中のアクションシーンは決定ボタンの押しっぱなしなど、煩雑な指の操作を必要としないものになっているという。

 プレイヤー同士の協力は、「マテリア」(魔法)を介して行われる。「誰かから助けを求められたらマテリアを送って、魔法を通じて援護する」。PCや家庭用オンラインゲームのような、同じ時間にアクセスして行うパーティプレイではなく、もっとゆるやかな協力関係だ。これはいつ、どこで使うか分からず、長時間の拘束が現実的ではない携帯を意識した仕組みだ。

 「マテリア」を使う際の仕組みも面白い。「赤マテリアを使いたいときは、ケータイカメラで身近にある赤いものを撮影する」。カメラで撮影した写真を魔法マテリアに変換するという手法も携帯ならではのものだ。

 カメラとアプリを連動させた仕組みがゲームに取り入れられた

 なお、講演中にはゲームが実際に動く様子も披露。βテスト開始日が楽しみな仕上がりだった。


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