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» 2004年09月10日 12時43分 UPDATE

iモード以後の機種が300機種超える

初代iモード端末登場から5年半。各キャリアから発売されたブラウザフォンの機種数は300を超えた。この5年で携帯はどう変わってきたのだろうか。

[斎藤健二,ITmedia]

 携帯電話300機種が勢揃い──。iモード以後に発売された機種、いわゆるブラウザフォンの機種数が300機種を超えた。この5年余りで、携帯はどのように変わってきたのか。

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フレックス・ファームが携帯サイトテストサービス「ケータイ・マイスタ」用に用意している試験端末。300機種が約2セットあり、すべてが番号契約されているという

5年で携帯はどう変わったか?

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 小さなモノクロディスプレイを備えたストレート端末。初代iモード端末「F501i」が発売されたのは1999年2月22日のことだ。

 それから5年余りで、ブラウザフォンはドコモから118機種、KDDIから84機種、ボーダフォンから67機種、ツーカーから30機種が投入された。

 フレックス・ファームは“コンテンツ”という意味で「画面の大きさ、そして白黒かカラーかが、大きな変化だった」と話す。

 表現力の多寡がユーザーに与える印象はもちろん、カラー化に伴う画面サイズの機種ごとの違いは、サイト制作者にとっても悩みの種となった。そして忘れがちだが、読み込める画像やページデータのサイズが違うことも課題の1つだ。「例えば住所の入力フォームで、47都道府県をすべて選択肢に入れるとエラーが出る。それくらい容量の小さい端末もあった」。

 サイト記述言語も大きく変化した。特に劇的だったのはKDDIがこれまでのHDMLに代わりXHTMLを採用したことだ。「3キャリア……といっているが、(過去のHDML機を考えると)実際には4種類。企業のキャンペーンサイトでは、昔のau端末で表示されないものもある。最近の開発者は、昔の端末のことを忘れている」。

 同社が無償ダウンロード提供しているケータイ選定データベースでは、300機種の発売日やシェア順位をチェックできる。auのHDML対応機は「C404S」「C401SA」などは、300機種中シェア141位、180位にあり、未だ無視することはできない。同社が昨年公開したデータによると、未だ1割近くのアクセスはHDML端末からのものだ(2003年9月22日の記事参照)

300_3.gif フレックス・ファームが提供するケータイ選定データベース「マイスタ・ナビ」。同社のサイトから無償ダウンロードできる

 最近の携帯電話は、サイト記述言語もXHTMLに標準化されつつあり、画面サイズもQVGAに落ち着きつつある。それでも、過去に発売された携帯電話が使われ続けていることを忘れると、サイトは思ったようなアクセス数が期待できないだろう。

 なにしろヒットしたモノクロ端末「N502i」は、300機種中、未だにシェア順位119位にあるのだ。

 これらの端末を用意したのは、携帯サイトの実機テストなどのサービスを提供するフレックス・ファーム。もともと同社のコンテンツ変換ソフト「X-Servlet」の開発・検証用に、各端末を用意したのが始まりだ。

 「セキュリティ系や金融系などのX-Servletの顧客が、自社サイトがどの端末でも問題なく閲覧できるかテストに使い始めたのが、最初」だと、同社の清水修氏。

 現在は飲料メーカーなどが携帯サイトでキャンペーンを行う際などに、テスト用端末として提供している(2003年5月13日の記事参照)。企業が携帯向けキャンペーンサイトを構築する機会が増えてきており、最近では1日に7〜8社が同社のラボを訪れるという。

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